株式会社ベースミーは2026年1月22日、24~27卒の新卒世代を対象に実施した「出世欲と理想のマネジメント」に関する調査の結果を発表した。調査時期は2025年12月で、450人から回答を得ている。調査結果から、新卒生における出世意欲の有無や、出世を目指す/目指さない理由などが明らかになった。

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若手の「管理職離れ」は本当? 新卒の6割が「出世に前向き」、出世意欲高い層ほど上司との“フランクな関係”を重視か

新卒世代の約6割が「出世したい」と回答

管理職候補の不足や若手の「管理職離れ」が人事課題として語られる中、企業には、次世代を担う人材のキャリア意識を正しく捉えた育成・マネジメントが求められている。特に新卒・若手層については、「出世を望まない」、「責任を避けたい」といったイメージが先行しがちだが、実際の意識は一様ではない可能性もある。では、実際に若手社員は出世をどう捉え、上司や組織に何を求めているだろうか。

まずはじめに、「働く会社で出世したいか」と尋ねると、「したい」および「ある程度はしたい」と回答した人は計271人にのぼり、全体の約6割を占めた。

一方で、「出世について考えたことがない」と回答した層も20.9%と2割程度存在しており、新卒世代の中でもキャリア観が多様化している様子がうかがえる。
働く会社で出世したいか

出世の目的は「給与」と「裁量権」、次のキャリアを見据える視点も

そこで、「出世したい」と回答した人に対し「出世を目指す理由」を尋ねると、最も多かったのは「給与や待遇を上げたいから」で、突出して多い結果となった。次いで「裁量権を持って仕事がしたい」、「転職や独立の際に役立ちそう」といった回答が続き、出世を単なる社内評価の上昇ではなく、将来の選択肢を広げるための手段として捉える意識も見られた。
出世を目指す理由
一方、「出世を目指さない理由」では「プライベートを重視したい」、「責任を負いたくない」といった声が上位を占めており、仕事と生活のバランスを重視する価値観も根強いことが示されている。
出世を目指さない理由

理想のマネジメントは「具体的なフィードバック」と「承認」

次に、「理想のマネジメントスタイル」について質問すると、「良い点・改善点を具体的にフィードバックしてほしい」、「褒めて育ててほしい」が全体で高い支持を集めた。厳しい指導や放任型のマネジメントよりも、成長の方向性を明確に示し、承認を伴う関わり方が新卒世代には求められていることが分かる。

なお、全体結果で拮抗していた「業務以外には深入りせず距離を保ってほしい」と「フランクに話せる距離感がいい」との回答について、出世意欲の高い層にのみ絞ると、一転して「フランクな関係」を支持する割合が大きく上回ったという。ベースミーはこの結果について、「成長や挑戦を志向する若手ほど、上司とのコミュニケーション量や心理的な近さを重視する傾向がある」と分析している。
理想のマネジメントスタイル

理想の上司像は「5~10歳上の程よい距離感」

最後に「どのような上司にマネジメントされたいか」と尋ねると、「特に気にしない」が最多となったものの、「5~10歳上で程よい距離感の上司」を挙げる回答も多かった。

一方で出世意欲の高い層にのみ絞ると、具体的な年齢差として「5~10歳上」を挙げる人が多数となり、「特に気にしない」を選んだ人の方が少数になったという。同社はこれについて、「出世したいと考えている層の方が、入社後の理想の環境を具体的にイメージしている」との見解を示している。
どのような上司にマネジメントされたいか
本調査結果から、新卒世代の中には依然として高い出世意欲を持つ層が存在し、その多くが「給与」や「裁量」、「将来のキャリア」を意識していることが明らかになった。一方で、求めるマネジメントは上下関係の強調ではなく、具体的なフィードバックとフラットな対話を重視するスタイルであることもわかった。若手の管理職育成を進める上では、制度や役職設計だけでなく、上司と部下の関係性やコミュニケーションのあり方を再考することが、これまで以上に重要になりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000076773.html

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