
日揮グループの経営戦略と連動する人事戦略――船中八策と戦略人事の羅針盤 ”人財グランドデザイン2030”
「HRO会議」であがった重要な8つの課題
日揮グループは、1928年の創業以来、産業や社会の基盤を支える存在として「エネルギーと環境の調和」に取り組んできました。しかし、昨今はビジネスを取り巻く環境が変わってきていることから、2021年に長期経営計画「2040年ビジョン」を策定し、パーパスを「Enhancing planetary health」と再定義しました。私たちはエンジニア集団ですが、大きな工場やR&Dの設備があるわけではありません。つまり、人こそが財産なのです。だからこそ、2040年ビジョンを達成するには、人事戦略は最重要課題と言えます。そこで人事戦略の最高推進機関として「HRO会議(Human Resource Officer)」を始めました。これはHRBPとは異なり、事業会社の中でのニーズをしっかりと捉えなければならないことを深く議論する会議体です。
HRO会議で人事施策を進めていくなかで、重要な8つの課題が上がりました。それは、「人財ポートフォリオ」「採用戦略」「育成戦略」「サクセッションプラン」「タレントマネジメント」「グローバル人事制度」「エンゲージメント」「リテンション」です。これら8つの施策について、坂本龍馬の言葉を借りて「船中八策」と名付けました。堅苦しいイメージではなく、明治維新のような変革の印象を社員に持ってもらいたかったからです。このプログラムでは、人事ではなく事業系の部長がリーダーを務める特徴があります。今回は、この8つから「人財ポートフォリオ」「育成戦略」「エンゲージメント」の3つの施策について説明します。

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この後、下記のトピックで、講演録が続きます。
●日揮グループの経営戦略と連動する人事戦略――船中八策と戦略人事の羅針盤 ”人財グランドデザイン2030”
●日揮グループが取り組む「部長の三権分立」と「4タイプの人財ポートフォリオ」とは