アルー株式会社は2026年1月29日、Z世代部下を持つ管理職の意識や課題を調査した結果を、「管理職調査レポート2026」として公開した。調査期間は2026年1月9日~12日で、従業員500名以上の企業に勤務する現役課長437人から回答を得ている。調査結果から、育成の難しさに加え、現場で判断を迫られる管理職の“板挟み構造”などが明らかになった。

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Z世代部下の育成に戸惑う管理職が多数派に。65.2%が「育成方法に確信が持てない」―調査で見えた現場の“板挟み構造”とは

Z世代部下の育成を「難しい」と感じる管理職が約6割

Z世代の新卒・若手社員が組織の中核を担い始める中、管理職には、従来とは異なる価値観や働き方を前提とした育成対応が求められている。一方で、成果を求める経営層と、個々の部下への配慮の間で判断に迷う管理職も少なくない。こうした状況において、実際に現場で対応する管理職の実態はどのようになっているのだろうか。

まず、Z世代部下への育成について、「難しい」もしくは「やや難しい」と回答した管理職は計59.7%にのぼった。Z世代部下の育成に対する戸惑いは、特定の管理職や一部の現場に限ったものではなく、広く共有されている課題であるようだ。価値観の多様化や働き方の変化が進む中で、従来の経験則が通用しにくいと感じる管理職も多く、育成の前提そのものに難しさを感じている様子がうかがえる結果となっている。
Z世代部下への育成

3人に1人が「どう関わればよいかわからない」と回答

次に、Z世代部下への関わり方について、「どう関わればよいかわからない」と回答した管理職は36.8%となった。育成が「難しい」と感じているだけでなく、日常のコミュニケーションや指導の仕方といった具体的な行動においても、迷いを抱える管理職が一定数存在していることが分かる。
Z世代部下への関わり方

現場判断は「状況による」が平均46.5%。板挟み構造が顕在化

続いて、Z世代部下への対応について複数の判断テーマごとに尋ねたところ、いずれか一方に明確に判断を寄せるのではなく「状況による」と回答した割合は、4テーマ平均で46.5%となった。成果やパフォーマンスを求める立場と、個々の事情や関係性への配慮を重視する立場の間で、判断を一律に決めきれない状況がうかがえる。
Z世代部下への対応

65.2%が育成方法に「確信が持てない」結果に

最後に、Z世代部下の育成方法について、「有効だと確信が持てない」と回答した管理職は65.2%に達した。内訳を見ると、「どちらともいえない」が52.9%と半数を超えており、育成の手応えを持てないまま試行錯誤している管理職が多いことが分かる。

なお、「あまり有効ではない」、「まったく有効ではない」といった否定的な回答も含めると、育成方法の有効性を判断しきれていない層が多数派となっていた。管理職の不安定な立ち位置が浮き彫りとなる結果だ。
Z世代部下の育成方法
本調査から、Z世代部下の育成をめぐり、多くの管理職が明確な正解を見いだせないまま日々の判断を求められている実態が明らかになった。成果と配慮の両立を求められる中で生じる“板挟み構造”は、個人の工夫や経験だけで解消できる課題ではない。管理職を取り巻く育成環境や判断軸の在り方が、今後あらためて問われていくことになりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000052583.html

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