<「考える時間がない」は本当だろうか?>
流行のフレームワーク、次々と登場する新施策、SNSから流れ込む他社事例——ソーシャルノイズに思考をハックされていないだろうか。本書が問うのは、「対話」の前に必要な「独りの思索」の質だ。組織開発の第一人者・安斎勇樹氏は、自分の「感情」「技術」「興味」を丁寧に見つめるリフレクションこそが、思考の解像度を上げる出発点だと説く。自分の考えを整理し、問いを立て、内側から深めていく技法が網羅されており、読後には「静かな時間」の過ごし方が根本から変わる。

■ 人事・組織担当者が注目すべきポイント
1on1やリフレクション研修が「表面的な会話で終わってしまう」原因のひとつは、従業員の内省する力がまだ育っていないことにある。本書の思索の技法は、キャリア自律支援・マネジャー育成・サーベイ後のアクションプランなど、人事施策の土台となる「自己理解の深め方」に直結する。施策を届ける側の人事担当者自身が、まず手に取ってほしい一冊だ。

【書籍基本情報】
書籍名:静かな時間の使い方 自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法
出版社:朝日新聞出版
書籍発売日:2026年4月20日
『静かな時間の使い方』 自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法 安斎勇樹(著)(朝日新聞出版)

▼内容紹介

うるさすぎる時代に、「静寂」と「最高純度の思考」をとりもどすための本が誕生
つながりや情報に翻弄されがちな現代において最も重要なのは、独りきりの「静かな時間」を確保し、いかに内面の深くまで潜って思考できるか。特に「感情」「技術」「興味」のリフレクション(内省)は、「己の思考や人生の軸」を定めるための強力な手段になる。
『問いかけの作法』『冒険する組織のつくりかた』を生み出してきた著者が提案する、主体的な人生を送るための思索の技法。(出版社ホームページより)

▼こんな方におすすめ
○人事・組織担当者:1on1・リフレクション施策の質を根本から底上げしたい方に
○管理職・マネジャー:部下との対話の前に、自分自身の思考を整理したい方に
○キャリア開発担当者:従業員の自己理解・キャリア自律を支援したい方に

▼目次

《第1部:基本編》
第1章 仕事と人生を妨害する「ソーシャルノイズ」 ――「静かな時間」を確保する方法
第2章 静かな時間を充実させる「リフレクション」の習慣

《第2部:実践編》
第3章 感情のリフレクション ――自分の「傷と欲望」に目を向ける
第4章 技術のリフレクション ――自分の「技」を磨き、「成果」を手放す
第5章 興味のリフレクション ――自分の「面白い」のツボを探る
第6章 信念のリフレクション ――自分の「大切なこと」を言語化する

【安斎 勇樹(あんざい・ゆうき)】

株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEO。東京大学大学院情報学環客員研究員。1985年生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論について探究している。主な著書に『冒険する組織のつくりかた』『静かな時間の使い方』『問いのデザイン』『新 問いかけの作法』などがある。
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