本書は、組織開発やワークスタイル変革の第一人者・沢渡あまね氏と、人事データ分析やアカデミックリサーチに定評のある伊達洋駆氏の共著。現場のリアルな事象と経営学の知見を掛け合わせ、「名もなき違和感」として放置されてきた"有害な優秀さ"の正体を、個人の資質と組織の土壌の両側から解き明かす。社内公募や異動制度による「逃げ道」の確保、業務やコミュニケーションを透明化するルールづくり、コンプライアンス・ガバナンスの観点からの体制整備。採用・評価・マネジメントのあり方を見直すための、実践的な視点を提供する一冊である。
▼ぜひ手に取っていただきたい人
〇「優秀だが周囲と軋轢を生む社員」の評価や処遇に悩む人事担当者・経営層
〇チームの心理的安全性が低下し、メンタル不調者や離職者の増加に直面している管理職
〇個人のパフォーマンスを最大化しつつ、健全な組織風土を構築したいHRBP・組織開発担当
〇自身のマネジメントスタイルが「無自覚な破壊者」になっていないか点検したいリーダー層
【書籍基本情報】
書籍名:ブリリアント・ジャーク 静かにチームを壊す人たち
著者:沢渡 あまね (著), 伊達 洋駆 (著)
出版社:三笠書房
発売日:2026年6月25日

▼内容紹介
「一人の天才がもたらすプラスよりも、その天才が周囲の意欲を削ぐことによるマイナスの方が大きい」大手動画配信サービス会社Netflixは、高い成果を上げる(=Brilliant)が、周囲に悪影響を及ぼす(=Jerk)人材「ブリリアント・ジャーク」に“居場所はない”と明言した。
「ハラスメント」「心理的安全性」がそうであったように、名前がつき、構造が見えるようになることで事態は解決へと向かい始める。
「ブリリアント・ジャーク」は今まさに、その時を迎えている。
◆誰しもに存在しうる闇の三特性(ダークトライアド)
◆「仕事を人質にとる」というカード
◆個性という免罪符が招いたマネジメント放棄
◆優秀な人が「闇堕ち」する土壌の共通点
……etc.
「名もなき違和感」として見過ごされてきた問題の正体を暴き、組織を守るための必読書。
(出版社ホームページより/HRプロ編)
▼目次
第1章 ブリリアント・ジャークの「正体」──「優秀さ」はいつから「有害さ」に変質したのか
・あなたの隣にいる優秀で困った人──熟したリンゴが腐るまで
・彼らがもたらす「利益の2倍」の損失
・「破壊的リーダーシップ」を完成させる三つのピース
……
第2章 静かな崩壊を招く6つの「パターン」
──「ジャーク」の病理を解剖する
・名選手、名監督にあらず
・「自分の代わりはいない」という切り札
・「変革しろ、でも変えるな」――矛盾が部下を壊す
……
第3章 才能を暴徒化させない「組織設計」
──個という「点」ではなく、組織という「構造」を疑う
・病理を早期発見し、重症化を防ぐ「組織の健康診断」
・複数の「道」こそがチームを一つにする
・「厳しさ」も「優しさ」も難しい時代の若手指導
……
第4章 あなた自身の中にある「兆し」に気づけるか
──「無自覚な破壊者」に堕ちないための自己点検
・息継ぎを忘れた組織は溺れていく
・「すぐに」をやめる――ネガティブ・ケイパビリティという考え方
・「正しさの称賛」が次のジャークを生みにくくする
▼著者プロフィール
【沢渡あまね(さわたり・あまね)】作家/企業顧問(組織開発&ワークスタイル変革)。あまねキャリア株式会社代表/一般社団法人ダム際ワーキング協会代表。プロティアン・キャリア協会認定アンバサダー。磐田市“学び×共創”アンバサダー。「越境学習の聖地・浜松」「あいしずHR」「読書ワーケーション」主宰。
大手自動車会社、NTTデータなどを経て現職。500以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。趣味はダムめぐり。#ダム際ワーキング 推進者。
主な著書に、『脱!仕事ごっこ』 『いつもそつなく仕事をこなすあの人が絶対にムダを生まないために徹底している任され型』(以上、三笠書房)、『組織の体質を現場から変える100の方法』『チームプレーの天才』(以上、ダイヤモンド社)、『職場の問題地図』『EXジャーニー』(以上、技術評論社)、『「推される部署」になろう』(インプレス)、『なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか』(SBクリエイティブ)など多数。
【伊達洋駆(だて・ようく)】
神戸大学大学院経営学研究科 博士前期課程修了。修士(経営学)。2009年にLLPビジネスリサーチラボ、2011年に株式会社ビジネスリサーチラボを創業。以降、組織・人事領域を中心に、民間企業を対象にした調査・コンサルティング事業を展開。研究知と実践知の両方を活用した「アカデミックリサーチ」をコンセプトに、組織サーベイや人事データ分析のサービスを提供している。近著に『世界の研究者はマネジメントをどう分析しているのか』(労務行政)、『組織内の“見えない問題”を言語化する 人事・HRフレームワーク大全』(すばる舎)、『越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方』(共著:日本能率協会マネジメントセンター)などがある。2022年に「日本の人事部 HRアワード2022」書籍部門 最優秀賞を受賞。東京大学大学院情報学環 客員研究員を兼務。
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