≪「学ばせる」から「成果を出せる人を育てる」へ。人事の発想を転換する一冊≫
「社員に学ぶ機会を提供しているのに、なぜ組織の成果につながらないのか」。その問いへの答えが、本書にある。人的資本経営が叫ばれる今、多くの企業が研修や学習機会を提供しているが、知識やスキルを「持っているだけ」では不十分だと著者は言う。

本書では、人的資本経営の源泉を以下のように整理している。
●【人的資本】社員の知識・スキル・経験の総体
●【じぶん資本】知識・スキル・経験などの成果を出すための「材料」。使わなければ埋もれたまま
●【じぶん資産™】じぶん資本を使い、「いつでも、どこでも、成果を出せる力」

素材(じぶん資本)を持つだけでなく、それを使いこなせて初めて「資産」になる。この視点は、リスキリング施策や人材育成の制度設計を見直すうえで、人事担当者にとって鋭いヒントとなる。第4章以降では、タレントマネジメント・1on1・評価・アルムナイ採用など、馴染み深い人事の打ち手を通じて「じぶん資産™」をいかに育て、可視化するかを具体的に解説。リストラやブランクをキャリアのチャンスに変える視点など、社員が人的資本経営を「自分ごと」として捉えるための内容も随所に盛り込まれており、組織と個人の両面から読み解ける構成が特徴だ。
また、章ごとに著者自身の経験が詰まったコラムが収録されている。アメリカン・エキスプレス、IBM、GEなどグローバル企業で人事・組織開発の最前線を歩んできた著者の言葉には、人事担当者なら思わず膝を打つ場面が多いはずだ。理論だけでなく、現場の肌感覚が伝わってくる点も本書の魅力のひとつである。

【ぜひ手に取っていただきたい人】
○自分自身の「じぶん資産」を高め、キャリアの選択肢を広げたいビジネスパーソン
○人事・HRBP:研修やリスキリングを導入しても現場の成果に変わらない、と感じている人
○経営層・組織開発担当:人的資本経営を「開示義務」ではなく「事業成長の武器」として実装したい人

【書籍基本情報】
書籍名:人的資本経営時代に働く人が持っておきたい「じぶん資産」
著者:佐藤 美和
出版社:同友館
書籍発売日:2025年12月5日
『人的資本経営時代に働く人が持っておきたい「じぶん資産」』佐藤 美和 (著)(同友館)

▼内容紹介

生産年齢人口の減少が続く中、大手企業でさえ黒字リストラを迫られる時代に、企業が成長を続けるには社員を「ドリームチーム」へと変えるほかない。本書はその実現方法を、タレントマネジメント・1on1・OJT・評価・アルムナイ採用といった人事の打ち手ごとに具体的に解説している。企業側の視点に偏りがちな人的資本経営の議論を、社員が「自分ごと」として捉えられるよう、個人にとっての恩恵にも丁寧に光を当てている点が特徴だ。
※「じぶん資産」は商標登録出願中です。
(出版社ホームページより/HRプロ編)

▼目次

第1章  経営戦略としての「じぶん資産」
第2章  「じぶん資産」で企業の成長を加速させる
第3章  「じぶん資産」で人生の舵を握る
第4章  「じぶん資産」を育てる企業の取り組み
第5章  「じぶん資産」を可視化する
第6章  ひとりではじめる「じぶん資産」
第7章  「じぶん資産」が未来をつくる

▼著者プロフィール

【佐藤 美和(さとう みわ)】
株式会社ビービーエル 代表取締役 人事戦略・組織開発・人材開発コンサルタント/企業研修講師 一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了 2023年度Asia Business Outlook誌が選ぶ「アジアの組織開発コンサルタント トップ10」(Top10 Organization Development Consultants in Asia)に日本から唯一選出。 アメリカン・エキスプレス・インターナショナルにて、アジア太平洋地域オペレーションセンター設立プロジェクトを担当。アーサーアンダーセン ヒューマン・キャピタル・サービス、IBMビジネスコンサルティングサービス(現 日本IBM)戦略コンサルティング部門にて、人事戦略策定、人事制度改革、組織開発、人材開発、チェンジマネジメント等のコンサルティングに従事。日本GEにて、人事本部 組織・人材開発責任者として、組織活性化、タレントマネジメント、グローバルタレント育成等に従事。 現在は、株式会社ビービーエルを起業し、日本を代表する企業や大手外資系企業を顧客に持つ組織・人事コンサルタントとして活動している。
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