企業のグローバル展開やクロスボーダーM&Aなど、ビジネス環境が目まぐるしく変化し、人事部には事業戦略の実現に向けた役割・貢献が求められるようになった。これまでの管理中心の業務から、より戦略的な部門への変化が必要な中で、既存業務の効率化に頭を悩ませる担当者は多い。例えば、海外派遣者の情報管理や給与計算など、特殊で属人化しがちな業務を、いかに効率化していくべきだろうか。

今回、海外展開を積極的に推進しているテルモ株式会社の中寺文徳氏と、マーサージャパン株式会社で海外給与計算のアウトソーシングサービスを担当する今野奈緒子氏が対談を行い、これからの人事部門の役割や海外派遣者管理・海外給与計算における課題、アウトソーシングサービス活用のメリットなどについて語り合った。(以下:敬称略)


プロフィール


  • 中寺 文徳 氏

    テルモ株式会社
    人事部 シニアマネージャー 国際人事チーム・HRMチームリーダー 兼 グローバル人事部
    中寺 文徳 氏

    新卒でテルモに入社。約2年間、工場の総務として給与や勤態など労務管理業務に従事。国内の人事部門に異動し、約10年間、給与実務から各種人事制度設計など幅広く携わった後、事業部の海外マーケティングに異動、ヨーロッパエリアを担当。その後、インド子会社へ出向し、営業管理の責任者を2年経験後、日本に帰国し買収した企業の日本子会社の管理責任者などを歴任。4年前に国際人事部門に異動し、現職。

  • 今野 奈緒子 氏

    マーサージャパン株式会社 
    プロダクト・ソリューションズ部門 シニアマネージャー
    海外派遣者の情報管理・給与計算アウトソーシングサービス責任者
    今野 奈緒子 氏

    日系大手セメントメーカーの人事部門での国内給与全般の業務を経て、現職。
    マーサージャパンの「海外派遣者の情報管理・給与計算アウトソーシングサービス」事業の立ち上げ当初から携わり、国内給与、海外給与問わず一貫して情報管理、給与計算業務に従事。企業の給与計算に関わるBPOの導入・運用等、数多くを支援。

中寺様、今野様

人事部門のグローバル化・役割拡大を進める中で、海外給与計算など既存業務の効率化は不可欠

今野:テルモ様は海外売上比率が7割を超える中で、グローバル人材育成にも積極的に取り組んでいらっしゃいますね。

中寺:テルモは海外企業のM&Aを進めてきましたが、そこで人事部門としての課題に直面することが多々ありました。例えば海外企業はHRBPがグローバルで活躍できる人財を早期に発掘して戦力化し、事業の成長に貢献することは一般的です。だからこそ、人事部門としていかに事業に貢献するかを常に考えています。
中寺様
今野:なるほど。人事部門の役割において、現在まさに過渡期にあるのですね。

中寺:人事部門はこれまで、労務管理や人員管理など、管理を中心に考えてきました。しかし、これからは管理だけではなく事業を後押しできる人事部門になる必要があります。私自身も、事業部の人事をしていた頃はトップと距離が近かったので、ビジネスの話ができました。しかし、人事部に異動してからは、どうしても管理に軸足を置かざるを得ません。ただ、このままでは事業のグローバル展開は進むものの、日本本社にグローバルリーダーが存在しなくなるという危機感があります。

今野:日本本社においてグローバルリーダーを確保していくという課題をお持ちですね。これまで力を入れていらっしゃった管理業務の中で、様々な情報が蓄積されているかと思います。その活用こそが、グローバルリーダーを確保する上で有効だと考えられますが、テルモ様ではその活用も進んでいらっしゃいますか?
今野様
中寺:これまで行ってきた管理を中心に考える仕事も引き続き必要だと考えています。様々なデータをどう分析して活用していくべきか、現在洗い出しているところです。一方で、事業を後押しできる人事部門になるためには、これらの管理業務をいかに効率化するかということは大きなポイントの一つとなります。様々な方法があると思いますが、BPOの活用は一つの大きな選択肢です。マーサージャパンの『海外派遣者の情報管理・給与計算アウトソーシングサービス』も、その一環で導入を決めました。




この後、下記のトピックが続きます。
続きは、記事をダウンロードしてご覧ください。
●テルモが抱える人事課題~アウトソーシングサービスの活用に踏み切った背景
●アウトソーシングに抵抗感がある中、マーサーを選んだ決め手とは?
●コア業務に集中できる環境が会社の競争力を高める
●サービスの質だけではない。導入を成功させるためのカギ


提供:マーサージャパン株式会社
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