メットライフ生命保険株式会社は2026年5月28日、内勤社員を対象とした報酬制度の改定を2026年6月より実施すると発表した。同社は、月例給与と季節賞与の配分見直しを行い、月例給与の水準を引き上げることで、社員が将来を見通しながら安心して働ける環境整備を進めるという。なお、大卒初任給は月例給与ベースで27万8,000円から40万円へ引き上げられる。

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“賞与偏重”から“安定給与”へ―メットライフ生命、月例給与引き上げで報酬制度を刷新。大卒初任給は「40万円」に

月例給与と賞与の配分を見直し“安定的な給与体系”へ

物価上昇や人材獲得競争の激化を背景に、企業の報酬制度見直しが加速している。特に近年は、賞与による変動報酬よりも、月例給与を重視する「安定的な報酬設計」にシフトする動きが広がりつつある。若手を中心に将来不安や生活コスト増への懸念も強まるなか、企業は“年収の高さ”だけでなく“毎月の安定”の提供に向けて、どのような報酬設計をしていくのだろうか。

メットライフ生命は今回、内勤社員を対象に報酬制度を改定し、月例給与と季節賞与の配分を見直す。具体的には、月例給与の比重を高めることで、年間を通じて安定的な給与支給を実現する方針だ。

同社はこれまでも、社員が安心して長期的に働き続けられる環境づくりを重要な経営課題と位置づけ、人事制度や福利厚生の充実を進めてきた。今回の制度改定も、その取り組みをさらに進化させるものとして位置づけている。背景には、社会環境や働き方の変化に加え、将来の生活設計に対する社員ニーズの高まりがあるとみられる。

大卒初任給は40万円へ引き上げ

今回の制度改定に伴い、内勤社員の大卒初任給も引き上げられる。対象となるのは、代理店コンサルティング職やアクチュアリー職などで、月例給与ベース(前払退職金および固定超過勤務手当20時間相当を含む)の初任給は、従来の27万8,000円から40万円へ変更される。

近年は金融業界を中心に、高度専門人材や若手人材の獲得競争が激化しており、初任給水準を大幅に見直す企業も増えている。特に専門性の高い職種では、処遇競争力の強化が採用力に直結する状況となっている。

メットライフ生命の報酬制度改定の概要は、下記の通り。

報酬制度改定 概要
●改定時期:2026年6月
●対象:内勤社員
●主な改定内容:
・月例給与と季節賞与の配分見直し
・月例給与水準の引き上げ
・安定的な給与支給への移行
●初任給改定:
(大卒初任給)27万8,000円 → 40万円
※月例給与ベース
※前払退職金・固定超過勤務手当20時間相当含む
●対象職種:
・代理店コンサルティング職
・アクチュアリー職 など

「働きがい」と長期活躍を支える制度整備を推進

同社は、社員を「企業活動の基盤であり、かけがえのない存在」と位置づけており、働きやすい環境整備を継続的に推進している。これまでにも、第三者機関である「Great Place To Work® Institute」から「働きがいのある会社」の認定を受けるなど、外部評価も獲得してきた。

今回の制度改定では、給与構成を整理し、月例給与の比重を高めることで、社員が将来を見通しながら生活設計しやすい環境づくりを目指すとしている。今後も、社会動向や社員の声を踏まえながら、報酬制度や福利厚生のさらなる充実を進める方針だ。
メットライフ生命の今回の報酬制度改定は、単なる賃上げではなく、「安定的に働き続けられる環境づくり」を重視した報酬設計への転換といえそうだ。人材獲得競争が激化するなか、企業には給与水準の引き上げだけでなく、社員が将来を見通しながらキャリア形成できる処遇設計が求められている。今後は、“生活の安心感”まで含めた報酬戦略が、人的資本経営における重要テーマとなっていきそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000640.000005541.html

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