MIL株式会社は2026年9月8日、2000年~2008年生まれで就職活動を経験した男女を対象とした「採用動画に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2026年7月24日~27日で、Z世代1,003人から回答を得ている。調査結果から、採用動画が会社概要や事業内容を知る手段として視聴され、応募・エントリーや企業研究などの判断材料となっていることや、視聴時には動画の長さやタイトル・概要などを確認する人が一定数いることなどが明らかになった。

タイパ重視のZ世代が採用動画に求めるのは“短さ”だけじゃない。「分かりやすさ」を求める声が最多、不満に感じるポイントは?

採用動画は「会社説明」が最多。応募や企業研究の判断にも活用

新卒採用において、企業情報を伝える手段の一つとして採用動画を活用する企業も多いだろう。会社概要や事業内容、社員の働き方などを映像で紹介できる採用動画においては、視聴する学生がどのような情報を求めているのかを把握することも重要なポイントとなる。日常から動画視聴に慣れ親しんだZ世代は、採用動画をどのように視聴し、どのような内容を求めているのだろうか。


「視聴したことがある採用動画の種類」を尋ねたところ、「会社説明動画(会社概要や事業内容の紹介)」が63.7%で最も多かった。続いて、「社員インタビュー動画(入社理由や働き方の紹介)」が48.9%、「社員座談会・対談動画(複数社員によるトーク形式)」が30.2%となった。

また、採用動画がある企業について、就職活動における判断や行動に役立ったかを尋ねたところ、「応募・エントリーするかの判断」が32.4%で最多となった。以下、「採用サイトなどをさらに詳しく調べるかの判断」が32.2%、「自分に合う企業かどうかの判断」が29%と続いている。

採用動画については、企業の全体像や社員、職場の雰囲気を知るために視聴されているほか、応募・エントリーや採用サイトをさらに調べるかどうかなど、就職活動中の判断材料にもなっているようだ。
視聴したことがある採用動画の種類/就職活動における判断や行動に役立ったか

「採用サイト・ホームページ経由」が最多。動画への導線もポイントに

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採用動画をどのようなきっかけで視聴したかについては、「企業の採用サイト・ホームページに掲載されているものを視聴した」が46.5%で最も多かった。以下、「就職情報サイト(ナビサイト等)に掲載されているものを視聴した」が34.3%、「企業からメール等で案内されて視聴した」が34.1%と続いた。

このほか、「YouTubeやSNSで流れてきて視聴した」は27.1%、「自分で企業名や職種名で検索して探して視聴した」は19.6%となっている。

自分で企業名や職種名を検索して動画を探すケースよりも、採用サイトや就職情報サイトへの掲載、企業からの案内などをきっかけに視聴するケースの割合が高い結果となった。
採用動画をどのようなきっかけで視聴したか

視聴端末は「スマートフォン」が78.3%。視聴タイミングは“在宅時”が多数に

採用動画をどの端末で視聴したかを尋ねたところ、「スマートフォンのみ」が42.9%、「スマートフォン・パソコン両方」が35.4%となった。両者を合わせると、78.3%がスマートフォンを利用していることがわかる。

一方、採用動画を視聴することが多かったタイミングでは、「自宅で、就職活動や企業研究に集中しているとき」が65.5%で最も多かった。そのほか、「電車・バスなどで移動しているとき」は20.6%、「自宅でリラックスしているとき(ベッドやソファなど)」は19.6%だった。
採用動画をどの端末で視聴したか/採用動画を視聴することが多かったタイミング

「再生前に長さを確認」が36.7%。不満は「広告的に感じる」など

採用動画を視聴する際の行動については、「再生前に動画の長さを確認する」が36.7%で最も多かった。続いて、「タイトルや概要を確認し、視聴するかどうかを判断する」が35.2%、「目次やチャプター、再生位置の移動などを使い、興味のある部分だけ視聴する」が20.2%となった。

また、これまでに視聴した採用動画について不満に感じたことを尋ねたところ、「良い面ばかりが強調され、広告的に感じる」が24.3%で最も多かった。以下、「知りたい情報が動画内のどこにあるか分かりにくい」が22.8%、「見たい動画をどこで見られるのか分かりにくい」が19.9%、「知りたい情報が含まれていない」が18.3%となっている。

採用動画については、企業の良い面が強調されていることに加え、知りたい情報の場所が分かりにくいことや、必要な情報が含まれていないことなども不満に感じられやすいようだ。
採用動画を視聴する際の行動/採用動画について不満に感じたこと

採用動画に期待することは「分かりやすさ」が最多に

企業が発信する採用動画に期待することについて尋ねたところ、「説明が分かりやすく、内容を理解しやすいこと」が36.8%で最も多かった。以下、「情報量が充実しており、企業について深く理解できること」が31.8%、「短い時間で、重要なポイントが簡潔にまとめられていること」が30%と続いている。

この結果から、Z世代の採用動画に対する期待について、“動画の短さ”だけではなく、費やした時間に対して企業理解を深められる内容かどうかも重視されていることがわかる。
企業が発信する採用動画に期待すること

5項目中4項目で「動画で得たい・どちらでも良い」が過半数

各採用情報について、どの方法で得たいと感じるかを尋ねたところ、5項目中4項目で「動画で情報を得たい」と「どちらでも良い」を合わせた割合が過半数となった。なかでも「会社概要・事業内容」については、「動画で情報を得たい」が41.7%となり、「社員に直接会って情報を得たい」の36.9%を上回った。

一方、「成長環境」や「働く環境・待遇」については、「社員に直接会って得たい」とする回答の割合が高くなった。“動画で得たい情報”と“社員から直接得たい情報”には、違いがあるようだ。
各採用情報について、どの方法で得たいと感じるか
本調査では、採用動画に「分かりやすさ」や「情報量」を求める回答が多く、動画の長さだけでなく、内容の伝わりやすさも重視されていることが分かった。また、会社概要・事業内容は動画、成長環境や働く環境・待遇は社員との直接の接点など、情報の種類によって求める取得方法にも違いがみられた。今後は、採用動画を単に短くするのではなく、伝える情報に応じて動画と対面でのコミュニケーションを使い分ける企業が増えていくのではないだろうか。

出典:【Z世代1,003名調査】採用動画は「短いほど良い」とは限らない。タイパ世代は「分かりやすさ」と「情報量」を重視|PR TIMES

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