今回は、中島氏へのインタビューを通じて、即戦力としてのシニア人材の採用を成功に導くためのポイントや、そのシーンで大きな力を発揮するシニア特化型求人サイト『シニアジョブ』の優位性についてご紹介します。(以下:敬称略)
【プロフィール】

■中島康恵氏
1991年茨城県生まれ。少年〜学生時代はサッカーに打ち込み、J1のユースチームで活躍。大学4年時、自力で出資者と仲間を見つけて起業。翌2014年8月、株式会社シニアジョブの前身となる会社を登記。2016年よりシニア転職支援を手掛け社名を変更。売上前年比が最高で400%に及ぶ成長を続け、現在に至る。数多くのテレビ出演や複数のメディアで、シニア就業を含めたキャリアや就職、HR関連のコラムを連載するなど、情報発信についても精力的に行っている。
株式会社シニアジョブ
代表取締役

全職種のシニアと幅広い企業のマッチングを支援する『シニアジョブ』の誕生
――まずは株式会社シニアジョブの事業内容についてお聞かせください。中島 株式会社シニアジョブは、50歳以上専門の求人サイト『シニアジョブ』のほか、50歳以上の人材紹介・人材派遣『シニアジョブエージェント』、人材会社などからシニア求職者を送客してもらい就職を支援する『シニアジョブコネクト』など、企業のシニア採用を総合的にサポートしています。
――続いて、会社設立の経緯についてお聞かせください。
中島 実は、“シニア人材”とは無関係なところからスタートしています。大学4年生だった私が、自ら仲間や出資者を募って起業したのが2013年。当初はシステム開発などを請け負うIT系の企業だったのですが、営業のために訪れたある会計事務所で「システムよりもベテラン・シニア人材が欲しい」という話を伺ったのです。
当時、転職が一般化しつつあった30代、40代と比べて、シニア層は就職難に直面していました。ところが目の前にはシニアを欲しがっている経営者がいる。これは、シニアと企業をつなぐサービスがないからではないか。世界有数の高齢化社会でありながら、日本にはシニアに着目した人材サービスがほとんどない。そう気づいた私は、2016年、シニア専門の人材サービスの提供を開始したのです。
しかし、人材紹介は、専門スキルを持つプロの担当者が必要で、ご支援する職種やシニアの方の支援数を増やすには、担当者の人数も次々と増やさなければならず、その教育も含めて、短期間で支援を拡大することが難しい状況でした。そこで、短期間ですべての職種の、そして数多くのシニアの方をご支援可能な求人サイト『シニアジョブ』を2022年に開設しました。

メリットを強く実感できるシニア採用
――シニアの採用市場は拡大傾向にあります。少子高齢化が社会問題化している中、この状況は今後も続くと考えていいでしょうか。中島 シニアの採用市場は、今後も確実に拡大し続けます。少子高齢化に伴い働くシニアの数自体が増加するのはもちろん、就労の高齢化によって求職活動を行うシニア層も今後さらに増え続けるからです。また、シニア以外の採用の選択肢の中で、改めてシニアの魅力に気づく企業も増えています。
例えば、人手不足を解消するために外国人を雇用する企業も近年増加していますが、言葉や文化の壁以外にも、教育や定着に課題を感じる場面が増えているようです。教育に期間やコストがかかり、定着率が低い場合、結局トータルでの採用・活用のコストが安くないと感じる企業の声が聞こえてきます。
また、若手採用は企業の新陳代謝のために不可欠ですが、やはり、教育や定着に悩む企業が増えていますし、初任給の上昇を含め、若手採用の難易度が急上昇していることに戸惑う企業も少なくありません。
そんな中でシニア人材の最大の魅力は、即戦力になることです。長年培ったスキルや経験があるため、教育コストをかけず、すぐに現場で活躍していただけるのです。大量の募集が必要で内定辞退も頻繁に起こる若手に比べて採用コストは低く抑えられますし、政府はシニア層の雇用を促進する助成金制度を各種設けています。これらも企業にとっては魅力でしょう。
――シニアの方々自身の労働意欲も高まっていると考えてよいのでしょうか?
中島 現代のシニア層は昔の同年齢の方々に比べると体力面・健康面で非常に若々しい方が増えており、労働意欲は高まっていると言えます。もちろん、意欲はシニアの方それぞれで、高い方もいればほどほどの方もいますが、より高い年齢まで働き続ける方が増え、正社員やフルタイムでの仕事を希望する方が増えていることからも、労働意欲の高まりは強く感じられます。
――逆にシニア層の採用に慎重・消極的な企業も見受けられます。いわく「頑固で融通の利かない人が多いのではないか」、「年長者の部下を受け入れる現場では、年下の上司が指示しにくい」と。その点はいかがでしょうか。
中島 実は私自身も20代で起業して間もない時期に「自分より何十歳も年上の方が若い人間のいうことを聞いてくれるだろうか?」という不安を抱きながらシニアの方を雇用する機会がありました。同じ危惧を抱いている企業も多いでしょう。
しかし、一緒に働き始めてすぐ、それは思い込みだと気づきました。確かに頑固な方もいらっしゃいますが、その割合は若手と変わりません。「シニアだから頑固」なのではなく、単なる個人の性質の問題です。むしろ「即戦力である」というメリットの方を強く実感することになるはずです。私がさまざまなメディアでお話しさせていただいているのも、そうした社会的バイアスを解消したい、企業の皆さまの意識をアップデートしたい、という思いがあるからです。
シニア採用の障壁を打破し、成功へとつなげるマネジメントとは?
――即戦力という点以外にもシニア採用にはさまざまなメリットがありそうですね。中島 近年、若手の中には「職場での挨拶は不要」と考える人が増えていますし、早期退職への抵抗感も小さくなりつつあります。その点シニアの方々は、企業が従業員に対して求めている「真面目さ」や「現場での業務をスムーズに進めるための仕事への姿勢」を自然と発揮してくださいます。
キャリアを積み、働き方やマインドセットが確立されているので、人となりが見えやすく、採用の際に自社と合致するか判断しやすいという点も企業にとってはメリットです。
――社会人として身につけたマインドセットやスキルを会社に還元してもらいたい。そんな思いでシニアを採用する企業もあるのでしょうか?
中島 非常に多いと思います。経験豊富なシニアの方々は、アクシデントが起きた際の対処にも長けています。たとえ自身が経験していない事態に直面しても「どういう姿勢でいればいいのか」をよくご存じです。そうした人が職場にいると精神的な支柱になってくれる。そんなフィードバックを採用企業からいただいています。
――シニア採用を成功させる“コツ”のようなものはありますか?
中島 まず「業務を明確にすること」です。多くのシニア採用は、その経験・知識・スキルに期待した、ほぼジョブ型の採用といえます。シニアであっても入社後の成長に期待するのは間違いではありませんが、漠然とした業務になんとなく勝手に適応してくれることを期待するのでは、即戦力になり得るこれまでに培った経験・スキルが活かされません。採用前から依頼する業務を明確にし、場合によってはシニア向けに既存業務から一部を切り出すことで、効果的な活用や、配慮へとつながります。
もうひとつは「コミュニケーション」です。シニアの方々は孤独を感じやすいので、可能であれば同世代を複数人雇用する工夫や、若手との隔絶が起きないようにすることが大切です。例えば業務にITツールを用いている現場で、シニアだけはアナログでもOKとしてしまうと、最初は「余計なことを覚えなくていい」と喜ばれても、やがて自分だけが浮いている感覚、疎外感が強くなることもあります。平等に接することが重要です。

即戦力を求める企業とシニア人材を直結させる。他社サービスと一線を画す『シニアジョブ』のマッチングの本質
――もちろん、求人サイト『シニアジョブ』の活用もシニア採用を成功させるための大きな要素だと思います。『シニアジョブ』のセールスポイントを教えていただけますか。中島 最大の特徴は「完全成功報酬型」である、ということです。
即戦力を求める企業にとって、その人が自社にマッチするかどうかわからない段階でのコスト発生は避けたいところでしょう。シニアの採用にコストをかけるくらいなら若手の採用に注力したい、と考えるのも当然です。
その点で『シニアジョブ』は、求人掲載もスカウト(オファー)の送信も無料。面談を経て、求職者側の就業の意思を確認し、採用が決まった段階で初めて費用が発生します。ちなみに、その採用決定費も2万円からと非常に低コストです。募集から選考の段階ではコストがかからないという仕組みは、シニア採用に非常に適しているものだと思います。
入力補助機能が充実し、ハローワーク掲載の求人を『シニアジョブ』に取り込んで掲載できるので、短時間で求人掲載ができてご好評いただいています。さらに、希望条件で細かく絞り込める「一括オファー」や面接管理機能により、応募から入社まで一元管理できるのも強みです。
また、採用までのスピード感がある企業も多くあります。求人を掲載した当日に応募が来ることも珍しくありません。平均で2週間、職種によっては最短即日、あるいは2日程度で採用が決まるケースもあります。実際、求人掲載当日に2件の応募があり、その後も応募が途絶えず、半年で6名採用という事例もありました。他社サービスでは60万円かけて2人しか採用できなかったのに、『シニアジョブ』ではそれ以下のコストで6名も採用できたと、大変喜んでいただけました。
――他のシニア人材サービスとの大きな違いは何でしょうか?
中島 既存のサービスやシルバー人材センターなどは「生きがい」や「雇用創出による社会貢献」を目的としている事業が多いのに対し、『シニアジョブ』はあくまでも「戦力としての企業側のニーズ」と求職者を直結するマッチングサービスです。
利用企業の属性の幅も広く、高いスキルを持った医療、建設、IT、士業などの専門人材を活用したいと考えている企業、あるいは介護、清掃、警備、調理、接客など人が集まりにくい業種の企業など、さまざまです。
もちろん求職者の属性の幅も広く、経歴・スキルを簡単に入力していただけますし、そうしたデータを企業側が効率よく検索するための機能も充実させています。建設業であれば、施工管理や設計の専門技術者から現場作業員まで幅広く採用できるサービスです。
――では最後に、この記事を読んでおられる採用担当者の皆さまへのメッセージをお願いします。
中島 株式会社シニアジョブでは、働くことを希望する日本全国のシニアが誰でもスムーズに就職できる未来を目指しています。そのためには、私たち1社だけではなく、他の人材紹介・人材派遣会社と連携する必要があると考え、『シニアジョブコネクト』などさまざまな企業と連携する仕組みを強化していますが、その中心に位置する求人サイト『シニアジョブ』も日々、進化・強化しています。

【シニアジョブとは】
『シニアジョブ』は、50歳以上に特化した完全成功報酬型の求人サービスです。掲載やオファーは無料で採用決定までコストはゼロ。業界最安値クラスの料金で、豊富な経験とスキルを持つ即戦力シニアと人手不足の企業をつなぎます。サービスの詳細はこちら:無料で求人掲載できるシニア向け採用サイト『シニアジョブ』
協力:株式会社シニアジョブ
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