日本企業は国際競争力ランキングでも人事分野の遅れが指摘され、戦略人事への転換が不可欠となっている。今回は元積水ハウス執行役員であり、人事界で高い信頼を集める藤間美樹氏が上梓した新刊を紹介する。自身のグローバルHRでの豊富な経験をもとに、人事が経営と直結して組織を強くする具体策が明快に示される。
「戦略人事」とは、経営戦略と人事を密接に連携させ、経営トップや事業部門と一体となり、人財の採用・育成・抜擢を通じて組織力を高める能動的人事機能のことである。「人的資本経営」では欠かせない役割をなす。本書ではその実現のため、多様性(DEI)への対応、タレントレビュー、心理的資本の強化など、世界基準の実務フレームワークを豊富な事例で解説する。また、現場の人事担当者にも分かりやすく、実践しやすい内容となっている。人事が組織変革をリードし、経営を成長に導くための必読の一冊といえる。なぜ日本企業の競争力が低下したのか、現場でどう戦略人事を実装するか、本書から学べるはずだ。人事プロフェッショナル、経営者、リーダー層にぜひ読んでほしい。
【このような方におすすめ】
〇グローバル化や組織変革に直面する企業の経営層・人事担当者
〇戦略人事・人的資本経営の実践に関心がある方
〇多様性・タレントマネジメント推進を目指す人材開発リーダー
【書籍基本情報】
書籍名:経営に参画する世界基準の人事 「戦略人事」が組織を根本から強くする
著者:藤間 美樹
出版社:現代書林
書籍発売日:2025年8月22日

▼内容紹介
戦略人事は、経営トップや事業部門と連携し、人財の採用・育成・抜擢を通じて組織力を高める能動的な役割
グローバル市場での競争が激化する中、日本企業の人材活用は国際競争力ランキングで「マネジメント慣行」世界最低レベルという結果が出ている。こうした現状を打破するため、本書では「戦略人事」という考え方を提唱する。
戦略人事とは、経営戦略と人事を連携させ、企業の持続的成長を実現する手法である。従来の受動的な人事から脱却し、経営トップや事業部門と連携して人財の採用・育成・抜擢を通じ、組織力を高める能動的な役割を担う。
具体的には、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)の理解、タレントレビューの導入、人的資本経営の視点を取り入れた心理的資本へのアプローチなどを解説。グローバル人事の豊富な経験を持つ著者が、戦略人事を企業に導入するための具体的方法と考え方を示す。戦略人事こそが、グローバル競争を勝ち抜き企業の持続的成長を実現する最強の戦略であることを明らかにする一冊である。
(出版社ホームページより/HRプロ編)
▼目次
第1章 「失われた30年」を引きずる日本企業の競争力の低下第2章 組織の競争力を高める「戦略人事」を理解する
第3章 人と組織を動かす「戦略人事」の実行
第4章 人財開発・組織開発を推進する「心理的資本」を取り入れる
終章 戦略的人事を実行する経営者、人事担当者に伝えたいこと
▼著者プロフィール
【藤間 美樹(ふじま みき)】株式会社HR&B 代表取締役。立命館大学大学院経営学研究科客員教授。
人事実践科学会議副代表理事。日本心理的資本協会理事。
日本人材マネジメント協会執行役員。
BCS認定プロフェッショナルエグゼクティブコーチ。
日本心理的協会認定PsyCap Master。
アステラス製薬(当時藤沢薬品工業)において、営業、労働組合、人事、事業企画を担当。アメリカに3年間駐在しアメリカの人事を習得。バイエルメディカルにて人事総務部長としてグローバルPMIを推進。武田薬品工業において人事のグローバル化を推進し、70数か国を管轄する本社部門のHRビジネスパートナーのグローバルヘッド等要職を歴任。
参天製薬にて執行役員人事本部長として人事組織のグローバル化と人事制度改革を推進。積水ハウスで執行役員人財開発部長として、従業員の幸せとキャリア自律を実現するため人事制度改革を実施。M&Aは海外案件を中心に10 件以上実施、アメリカに3回駐在し、海外リーダーと協働しグローバル事業を推進。
2023年4月に株式会社HR&Bを創業し、「人事で経営をそして日本を強くする」をミッションとし、人事コンサルタント、エグゼクティブコーチとして活動中。
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