株式会社カンビアは2026年4月21日、理系学生を対象に実施した「就活状況調査」の結果を発表した。調査期間は2026年4月15日~19日で、2027年度卒業見込みの理系学生153人から回答を得ている。調査結果から、採用活動の早期化実感やAI活用の実態、内々定保有状況、就職活動の継続状況などが明らかになった。

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【27卒理系就活】“内々定2社以上”が34.6%の一方、“内々定未獲得”も約3割。売り手市場で選択肢拡大か

“採用早期化”を実感する学生は75.1%。就活開始は大学3年前半にも広がる

高度専門人材への需要拡大を背景に、理系学生を対象とした新卒採用では早期化や競争激化が一段と進んでいる。特に情報・機電系を中心に企業間の獲得競争が強まる中、学生側の就活スケジュールや企業選びの基準、さらにはAI活用の広がりにも変化が生じているようだ。こうした背景のもと、27卒理系学生の就職活動は現在どのような状況にあるのだろうか。

調査によると、就活を始めた時期は「2025年7月~9月」が28.8%で最多となり、次いで「2025年10月~12月」が23.5%で続いた。一方、「2025年1月~3月以前」から動き始めた学生も13%存在しており、大学3年生になる前から就活を始める動きも見られている。
就活を始めた時期


また、採用活動の開始時期に対する印象を尋ねると、「想定より早かった」が43.1%、「やや早いと感じた」が32%となり、合計75.1%が採用活動の早期化を実感している結果となった。

企業側の採用スケジュール前倒しが、学生の行動開始時期にも影響を与えている様子がうかがえる。
採用活動の開始時期について

約3割が内々定未獲得の一方、“複数内々定”も一般化

初めて内々定を獲得した時期については、「まだ獲得していない」と「2026年4月以降」がそれぞれ29.4%で最多となった。次いで、「2026年1月~3月」が26.1%となっている。
初めて内々定を獲得した時期
また内々定の獲得状況では、「1社」が35.3%で最も多かった一方、「0社」も30.1%存在した。さらに、「2社以上」の内々定を持つ学生も34.6%に達しており、複数内々定を保有する状況も一定程度広がっていることが分かった。
内々定の獲得状況
就活状況を見ると、「内々定を獲得しているが、就活継続中」が49%で最多となった。企業選択の幅を広げながら活動を継続する学生が多いようだ。
就活状況

理系就活でAI活用が浸透。「必要に応じて活用」が最多に

就活におけるAIの利用状況については、「必要に応じて活用している」が54.2%で最多となり、「積極的に活用している」も30.1%に上った。両者を合わせると、約84%が日常的にAIを活用している状況が見てとれる。また、「試しに使ったことがある」までを含めると、約97%が何らかの形でAIを利用した経験があることが分かった。

理系学生の就活において、AIが情報収集や選考準備を支えるツールとして定着しつつある状況のようだ。
就活におけるAIの利用状況

学部卒就職の理由は「早く働きたい」と「学部卒で十分」が拮抗

就活におけるAIの利用状況については、「必要に応じて活用している」が54.2%で最多となり、「積極的に活用している」も30.1%に上った。両者を合わせると、約84%が日常的にAIを活用している状況が見てとれる。また、「試しに使ったことがある」までを含めると、約97%が何らかの形でAIを利用した経験があることが分かった。

理系学生の就活において、AIが情報収集や選考準備を支えるツールとして定着しつつある状況のようだ。
就活におけるAIの利用状況
本調査から、理系学生の就職活動において、採用活動の早期化とAI活用の浸透が進んでいる実態が明らかになった。また、内々定を複数保有しながら就活を継続する学生も多く、企業側には内定出しの段階だけでなく、選ばれ続けるための情報提供やコミュニケーションがより重要になっていることがうかがえる。採用市場の競争環境が変化する中、学生の行動変容を踏まえた採用設計やフォロー施策の見直しが、今後さらに求められそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000079949.html


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