株式会社日本旅行は2026年5月21日、退職者を再雇用するアルムナイ採用を本格始動するとともに、退職者との継続的なつながりづくりを目的とした独自のアルムナイプラットフォーム「AlumLink(アルムリンク)」を開設したと発表した。同社はこのプラットフォームを通じて、再雇用エントリーやスポットワーク応募を可能にするほか、将来的には観光業界全体での人材マッチング基盤への拡張も視野に入れているという。

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日本旅行がアルムナイ採用を本格始動し“退職者との再接続”を強化。独自プラットフォーム「AlumLink」開設、観光業界全体の人材循環へ

アルムナイ採用を本格始動、退職者との接点を再構築

人材流動化が進むなか、「退職=関係終了」という従来型の雇用観を見直す企業が増えている。特に慢性的な人手不足が続く観光業界では、業界を離れた人材との接点維持や“出戻り採用”の重要性が高まりつつあるという。企業には一度入社した社員を「辞めさせない」だけではなく、「辞めた後もつながり続ける」人材戦略を構築できるかが問われているのではないだろうか。

そうした中で日本旅行は、人財価値を最大限に発揮し、時代の変化に柔軟に対応できる組織づくりを目的に、退職者を対象としたアルムナイ採用制度を再整備し、本格的な運用を開始した。

近年は、転職やキャリアチェンジが一般化する一方で、企業側でも退職者を“外部化した人材”として捉えるのではなく、将来的な再雇用や協業の可能性を持つ「人的資本」として関係性を維持する動きが広がっている。同社はこうした流れを踏まえ、退職後も継続的につながる仕組みとして、独自のアルムナイプラットフォームを立ち上げた。

独自プラットフォーム「AlumLink」を開設

新たに開設した「AlumLink(アルムリンク)」では、退職者が日本旅行の最新情報を閲覧できるほか、再雇用エントリーやスポットワークへの応募も可能となっている。

登録対象は、過去に日本旅行で勤務経験のある正社員および契約社員(条件あり)。同社はこの仕組みにより、退職後も企業との接点を維持しながら、多様な働き方や再チャレンジの機会を提供するとしている。

また、単なる再雇用制度に留まらず、退職者との継続的なコミュニケーション基盤として活用することで、企業へのエンゲージメント維持も図る考えだ。

アルムナイプラットフォーム「AlumLink」概要
●開設日:2026年5月21日
●対象者:過去に日本旅行で勤務経験のある正社員および契約社員(条件あり)
●主な機能:
・日本旅行の最新情報閲覧
・アルムナイ採用へのエントリー
・スポットワーク応募
●今後の展開:
・観光事業者向け会員登録機能の追加
・業界横断型の人材マッチング基盤構築
・異業種連携によるコミュニティ形成
観光業界アルムナイプラットフォーム「AlumLink」

観光業界全体の人材循環プラットフォームへ拡張も視野

同社は今後、「AlumLink」を日本旅行単独の採用基盤に留めず、観光業界全体のアルムナイプラットフォームへ発展させる構想も明らかにしている。

将来的には、旅館・ホテル・旅行会社など、観光事業者が会員登録できる機能を追加し、業界横断で人材を循環・マッチングできる仕組みの構築を目指すという。

観光業界ではコロナ禍以降、人材流出や採用難が深刻化しており、業界経験者の再活用は大きな課題となっている。同社は、観光業出身者が「業界のファン」として関わり続けられる環境づくりを進めることで、業界全体の持続的な人材確保につなげたい考えだ。
観光業界全体の人材循環プラットフォームへ拡張
日本旅行のアルムナイ採用と「AlumLink」の取り組みは、退職者を“離職者”ではなく、将来的に再び価値を発揮し得る人的資本として捉え直す動きといえる。特に人手不足が深刻化する観光業界においては、既存人材との関係維持や業界内での人材循環が重要なテーマとなりつつある。今後は「採用する」、「辞めさせない」だけでなく、「辞めた後もどうつながり続けるか」が、人材戦略の新たな競争軸となりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000997.000004858.html

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