選考結果の連絡の遅さ、連絡のなさに憤る学生たち
最後に、「就職活動中、採用する企業側に改善してほしいと感じたこと」として寄せられたフリーコメントの中から、代表的なものを抜粋し、項目別に紹介します。「面接」「選考結果」「交通費」に関するコメントが多く寄せられています。留意が必要な事項として、ぜひ次年度以降の採用活動の参考にしてください。学生の貴社への志望度向上に少なからず寄与するものになるはずです。【早期化】
・早期化が進みすぎて、26卒と27卒が同じ選考にいることに疑問を感じた(理系、大阪大学大学院)
・就活の早期化には何か対処してほしい(理系、北海道大学大学院)
・選考に関わるイベントの開催時期が早すぎる(文系、東北学院大学)
・早期選考であれば3月中に内定を出してほしい(文系、京都大学)
・他社の選考も受けるので、選考が早すぎると内定承諾をしたとしても、後から内定辞退もしてしまう可能性が高くなる(文系、福岡大学)
【イベント・選考日】
・平日は研究や授業があるので、そのあたりを配慮していただきたい(理系、立命館大学大学院)
・長期休み期間外での平日インターンシップ(理系、兵庫県立大学大学院)
【説明会】
・福利厚生、年収についてもう少し詳しく教えてほしい(理系、名古屋工業大学大学院)
・残業時間を公開してほしい(理系、大阪公立大学大学院)
・マイナスなことも隠さずに話してほしい(文系、九州大学)
・自社の製品の強みについて詳しく教えてくれる会社が少ないと思った(文系、近畿大学)
・入社後のビジョンを明確にしてほしい(文系、西南学院大学)
・説明会などで学生が聞きづらい質問(例えば、残業時間等)をあらかじめ想定してもらい、それにまず答えるパートがあるとありがたいと思った(文系、早稲田大学大学院)
【エントリーシート】
・履歴書を紙じゃなくてデジタル化してほしい(理系、東北工業大学)
・選考参加者の何を知りたいのか分からないエントリーシートが多すぎる。大喜利のようなものはやめてほしい(文系、早稲田大学)
・採用する気がない場合は書類選考を通さないでほしい(文系、京都産業大学)
・逆求人サイトでスカウトしておいて書類で落とすこと(文系、近畿大学)
・エントリーシートと履歴書、どっちも提出を求めることはやめてほしい(文系、大阪経済法科大学)
【連絡方法】
・採用担当者のスマホから電話を掛けてこられても、どこの誰か分からないから応じられない。会社の電話から掛けてほしい(理系、中部大学大学院)
・面接の日程の一方的な連絡(文系、名城大学)
・メールにおいて名前や所属学部を間違えないでほしい(文系、同志社大学)
・いきなり「明日最終面接に来られますか?」はやめてほしい。行かないと志望度が低い扱いになるし、いざ参加する際には予定の調整が大変だった(文系、中央大学)
【交通費】
・交通費を早く振り込んでほしい(理系、兵庫県立大学大学院)
・交通費が出ないインターンシップもいくつかあるため、地方の大学に通う学生にとって、都会の学生との格差が生じている(理系、岡山大学大学院)
・東京や大阪だけでしか面接をしていないのに、交通費を支給しない会社は支給するよう改善すべきだと感じた(文系、中京大学)
・交通費が出ない(文系、関西大学)
・対面で何度も来社させるなら交通費を支給してほしかった(文系、成蹊大学)
・最終面接の交通費ぐらい出してほしい(文系、早稲田大学)
【選考方法】
・選考期間を短くしてほしい(理系、大阪大学大学院)
・採用活動の一環のくせに、採用活動の一環じゃないとか書かないでほしい(理系、京都大学大学院)
・ジョブ型の採用方針に切り替えてほしい(文系、同志社大学)
・選考の各ステップの間隔を短くしてほしい(文系、九州大学)
・交流会やイベントと銘打っていながら、実際には選考ありの面接であることが多かったので、はっきり言ってほしい(文系、慶應義塾大学)
・一次面接後に適性検査を実施するのはやめてほしい(文系、駒澤大学)
・選考フローが長いと負担が大きい(文系、お茶の水女子大学)
【面接】
・採用担当者や面接官が学生対応で疲れているのは理解できるが、目に見えてそれと分かる態度はしないでいただきたい(理系、北九州市立大学大学院)
・面接のスケジュールについて、事前に最終まで知らされていると助かる(理系、東北大学大学院)
・同じ会社で同日に2回面接を受ける際の、間の休憩時間に何をしていいのか分からない(理系、千葉大学)
・動画面接をなくしてほしい(理系、九州工業大学大学院)
・電話での面接日時の予約(理系、千葉大学大学院)
・オンライン面接を実施する場合、独自のシステムではなく、Zoomなどの一般的なツールを利用してほしい(理系、滋賀県立大学大学院)
・面接での質問は明確にしてほしい(文系、早稲田大学)
・AIを面接時点において活用しないでほしい(文系、法政大学)
・圧迫面接をやめてほしい(文系、明治学院大学)
・面接官の上から目線の態度(文系、立命館大学)
・もっと会話形式を導入してほしい(文系、横浜国立大学)
【選考結果】
・選考結果は必ず返してほしい(理系、埼玉大学大学院)
・レスポンスが遅い。落ちているなら早めに教えてほしい(理系、東京理科大学)
・連絡が遅い企業がある。面接から1カ月以上経ってから連絡が来たりすることがあった(理系、名古屋工業大学)
・選考結果を早く出してほしい(文系、同志社大学)
・選考結果を伝えてくれないのは本当にやめてほしい。企業に対して不信感が募る。志望度が下がる(文系、法政大学)
・不合格連絡の遅さ(文系、北海道大学)
・お祈りメールすら送ってこないこと(文系、早稲田大学)
・選考結果を合格者にしか伝えないこと。その後のスケジュールが立てにくい(文系、茨城大学)
・期限までに連絡が来ない。そもそも連絡自体が来ない(文系、慶應義塾大学大学院)
・お祈りメールさえなく、フェードアウトで不採用を感じ取らせるのをやめてほしい(文系、武蔵野美術大学)
・落選した学生は今後も、選考参加企業の商品やサービスの消費者となり得るので、もうちょっと丁寧に対応したほうが良い(文系、関西大学)
【フィードバック】
・書類落ちと最終面接落ちの理由だけ教えてほしい(理系、同志社大学大学院)
・何がダメで落とされているのか教えてほしい(理系、福岡工業大学)
・面接やグループディスカッションで、結果とともにフィードバックも欲しい。それらがないと、何がダメだったのか分からない(文系、早稲田大学)
【配属先】
・早めに勤務地を教えてほしい(理系、東邦大学)
・配属地や給料などをもっと明確にしてほしい(理系、金沢大学)
・配属予定の部署について確定した上で採用する企業が増えてほしい(理系、電気通信大学)
・配属先確約採用が増えたらうれしい(文系、成蹊大学)
・総合職採用をやめてほしい(文系、一橋大学)
【内定者フォロー】
・内々定後も面談の機会を設け、入社に関する疑問を解消する場を設けてほしい(理系、慶應義塾大学大学院)
・内々定の承諾返信までの期限をもう少し延ばしてほしい(理系、静岡大学)
・“内々定”じゃなくて“内定”と言ってほしい。両者の違いがよく分からない(文系、東京経済大学)
次回は、HR総研が企業の採用担当者を対象として、2025年12月に実施する「2026年&2027年新卒採用動向調査」の結果をいち早く紹介する予定です。
