「HRサミット2026 ONLINE」のアーカイブ配信が2026年9月16日から始まった。今回のHRサミットでは、「HR Leadership for the Future 破壊的変化の時代、HRが未来をリードする」をテーマに、AIや経営、人材育成、キャリア、組織づくりなど幅広いテーマの講演が行われた。現在、一部講演を除いて10月21日17時までアーカイブで視聴が可能だ。今回は、アーカイブ配信中の講演から注目の内容を紹介する。

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【アーカイブ配信中】HRサミット2026・注目講演を紹介―楠木建氏「キャリアの正体」から考える、人と組織のこれから

「キャリアの正体」を考える。楠木建氏が問い直す、働くこととキャリアの本質

一橋ビジネススクール特任教授の楠木建氏による特別講演のテーマは、『キャリアの正体』。キャリア形成やキャリア自律が人事施策の重要なテーマとなる昨今において、そもそも「キャリア」とは何なのかを考える機会になる講演だ。

企業では、社員のキャリア形成を支援するため、キャリア研修やキャリア面談、ジョブポスティングなどさまざまな施策が展開されている。一方で、キャリアという言葉が広く使われるようになったからこそ、その意味や捉え方を改めて考えることも重要になる。

本講演では、「キャリアの正体」という問いを起点に、働く個人がキャリアをどのように捉えるのかを考える。キャリア自律を単なる人事施策として捉えるのではなく、個人が働くことそのものについて考え直すきっかけになりそうだ。

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キャリアの正体

社員の主体性をどう引き出す? 中外製薬の人事制度改革から「キャリア自律」を考える

キャリアを個人の視点から捉える一方で、企業側には社員の主体的なキャリア形成をどのように支えるかという課題がある。HRサミット2026で行われた講演『【先進企業事例】社員の主体性が連鎖する! 中外製薬の人事制度改革と挑戦~真の「キャリア自律」実現に向けて「ジョブポスティング制度」を中心に、その仕組み、工夫と大きな効果~』では、中外製薬の人事制度改革を取り上げている。

講演には、中外製薬・人事部 人事推進グループマネージャーの時田祐輔氏と、労働政策研究・研修機構理事長の藤村博之氏が登壇。キャリア自律の実現に向けて、ジョブポスティング制度を中心とした仕組みや、その運用における工夫などについて紹介する。

個人がキャリアを主体的に考えることだけでなく、それを支える企業側の制度や仕組みも重要なテーマだろう。本講演は、キャリア自律を人事制度としてどのように実現していくのかを考える内容となっている。

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【先進企業事例】社員の主体性が連鎖する! 中外製薬の人事制度改革と挑戦~真の「キャリア自律」実現に向けて「ジョブポスティング制度」を中心に、その仕組み、工夫と大きな効果~

「日本の管理職の構造」を読み解く。濱口桂一郎氏が語る、組織を支える管理職の現在地

個人のキャリア、人事制度と視点を広げた先にあるのが、組織を担う管理職だろう。労働政策研究・研修機構研究所長の濱口桂一郎氏による特別講演『日本の管理職の構造』では、日本企業における管理職のあり方を取り上げる。

企業において管理職は、メンバーのマネジメントや業務の遂行だけでなく、組織と個人をつなぐ役割も担っている。一方で、管理職を取り巻く環境や求められる役割は、働き方や組織の変化とともに変わっている。

本講演では「日本の管理職の構造」という切り口から、管理職をめぐる日本企業の特徴や背景について考える。個人のキャリア形成や人事制度を考えるうえでも、組織の中で管理職がどのような位置づけにあるのかを捉えることは重要な視点となる。

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日本の管理職の構造

キャリア・人材育成・組織づくりなど、多彩なテーマの講演を用意

HRサミット2026では、今回紹介した「キャリア」・「人事制度」・「管理職」に関する講演のほかにも、人材育成や組織づくり、働き方など、幅広いテーマの講演が行われている。

例えば、AI時代における人材育成のあり方や、新人・若手の成長をどのように支援するかといったテーマでは、これからの人材育成を考えるうえでの視点や、具体的な施策について学ぶことができる。また、社員の自律的なキャリア形成を支える仕組みや、心理的安全性を成果につなげる組織づくりなど、個人の成長と組織のあり方を結びつけて考える講演も用意されている。

さらに、AIを活用した人材マネジメントや、変化する事業環境に対応した人材戦略など、テクノロジーと人事を組み合わせたテーマも扱われている。人材育成、キャリア、組織開発、AI活用など、それぞれの関心に応じて、人事の現在地やこれからの施策を考えるヒントを得られる内容となっている。
今回紹介した3講演は、「キャリア」、「キャリア自律」、「管理職」とテーマは異なるものの、いずれも働く個人と、それを取り巻く企業・組織の関係を考える内容となっている。楠木建氏の講演では個人にとってのキャリア、中外製薬の事例では社員の主体性を支える人事制度、濱口桂一郎氏の講演では日本企業における管理職の構造に焦点を当てている。

キャリア自律や人事制度、管理職のあり方は、それぞれ独立した人事テーマに見える一方で、個人がどのように働き、企業がそれをどのように支え、組織としてどう機能させるのかという点で共通しているとも言えるだろう。変化する働き方や組織のあり方を考えるうえで、「人」と「組織」の双方から人事を捉える視点が求められそうだ。

HRサミット2026 ONLINEでは、このほかにも経営・人事、AI、人材育成、組織開発など幅広いテーマの講演を実施している。アーカイブは10月21日17時まで(一部講演を除く)配信されるため、ライブ配信を見逃した人はぜひ興味のある講演を視聴してみてはいかがだろうか。

▼「HR SUMMIT 2026 ONLINE」アーカイブ配信中の講演一覧・詳細・お申込はこちら

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