プロフィール

開沼 大輔 氏
株式会社クレディセゾン
戦略人事部長
2000年にクレディセゾン入社。ペイメント事業において営業、商品企画、事業企画などに従事。加えて、経営企画など全社領域の業務も経験。ソリューション営業部長、プロセシング企画部長を経て、2024年より現職。経営戦略の実行基盤として人事を捉え、事業・経営視点に立った人事戦略の設計・運用を推進。

AI活用で重要なのは「知識の習得」より「まず使う」という姿勢
――「AIを前提とした人事業務への転換」についても他の取り組み同様、目に見える成果はありましたか。制度設計や規程検索、問い合わせ対応、資料作成など、人事にはAIを生かせる業務が多くあります。まず、業務そのものをAI前提で組み立て直すところから始めました。そのうえで特に重視したのが、人事部が率先してAIを使うことです。組織文化や組織風土にも関わる人事がAIを使わないまま、全社員に「AIを使いましょう」「仕事を変えましょう」と言っても説得力がありません。人事自身が古いルールや手作業に縛られたままでは、現場に変化や挑戦を求めることはできないと思っています。そこで、メンバーには簡単な課題を出し、まず実際にAIに触れ、「便利だ」と実感する体験を重ねてもらいました。
プロンプトのひな型に各自の業務や考えを書き加えると、すぐに回答が返ってきます。「これは便利だ」と実感する体験をメンバーに重ねてもらうことで、早い段階で人事部門の全員が毎週利用する状態をつくることができました。活用はその後も広がり、2025年度にAIを組み込んだ業務は293件で社内の部門の中で最も多く、年間2,193時間の削減につながっています。

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この後、下記のトピックで、インタビューが続きます。
●AI活用で重要なのは「知識の習得」より「まず使う」という姿勢
●大事なのは、効率化の先にある「時間の使い方」
●AI時代における「人事の介在価値」とは何か
●人的資本経営における「人事の本質的な役割」
