株式会社PHONE APPLIは2026年1月29日、「部下から見た上司とのコミュニケーションと成長実感に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2025年10月30日~31日で、定期的に上司と1on1やミーティングを実施している部下・メンバー層110人から回答を得ている。調査結果から、定期的に1on1を実施している企業における上司と部下の認識のズレや、フィードバックへの納得感などが明らかになった。

HRプロ会員なら、会員限定の記事や『HR総研』調査報告/そのほか多数のコンテンツが無料で利用可能!
<<メールアドレスだけの無料会員登録をする>>
【1on1】部下の84.6%が上司との“認識ギャップ”実感。感覚的な評価・フィードバックへの不満が課題に

84.6%が上司との「認識のズレ」を実感

人材育成やエンゲージメント向上を目的に、多くの企業で導入が進む1on1ミーティング。しかし、その対話が部下の成長実感につながっているかについては、十分に検証されているとは言い難い。実際に上司との1on1に臨むメンバーは、どのような感覚を持っているのだろうか。

上司との1on1ミーティングや面談において、自身と上司の間で認識のズレを感じることがあるかを尋ねたところ、「よく感じる」(19.1%)、「ときどき感じる」(65.5%)の合計は84.6%にのぼり、認識のズレを感じている人は8割以上となった。定期的な対話の機会が設けられているにもかかわらず、多くの部下が上司との間に認識の乖離を感じている実態がうかがえる。
1on1ミーティングや面談において自身と上司の間で認識のズレを感じることがあるか

ズレを感じる場面は「強みや貢献の理解不足」が最多

「認識のズレを感じる」と回答した人に具体的な場面を尋ねたところ、「自分の強みや貢献を、上司が十分に理解してくれていないと感じるとき」(58.1%)が最多となり、次いで「自分が重要だと思っている課題と、上司の優先順位が異なるとき」(47.3%)が続いた。部下が自らの強みや重要視するポイントを十分に共有できていない、あるいは上司側が適切に把握できていないことが、ストレスや不満の要因となっている可能性があるようだ。
認識のズレを感じる具体的な場面

81.9%が「フィードバックは感覚頼み」と回答

上司からのフィードバックやアドバイスについて、「上司の感覚だけで判断されている」と感じることがあるかを尋ねたところ、「よく感じる」(19.1%)、「ときどき感じる」(62.8%)の合計は81.9%となった。フィードバックが客観的なデータや事実に基づくものではなく、主観的に受け止められていると感じている人が多いことがわかる。
上司からのフィードバックやアドバイスについて「上司の感覚だけで判断されている」と感じることがあるか
本調査から、1on1の実施そのものが必ずしも部下の成長実感に直結していない現状がわかった。上司との認識のズレや、感覚に依存したフィードバックが広く実感されていることから、対話の「量」だけでなく「質」が問われていると言える。1on1を形骸化させず、部下の強みや貢献を正確に把握し、データや事実に基づくコミュニケーションへと転換できるかどうかが今後の育成施策の鍵となりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000296.000017441.html

HRプロ会員なら、会員限定の記事や『HR総研』調査報告/そのほか多数のコンテンツが無料で利用可能!
<<メールアドレスだけの無料会員登録をする>>

この記事にリアクションをお願いします!