パーソルホールディングス株式会社は2026年1月23日、NTT株式会社 社会情報研究所が開発した「働く価値観」に着目した測定・分析技術を活用し、社員の“はたらくWell-being”向上を目的とした新たな実証実験を開始したことを発表した。同実験は、個人が大切にする価値観と、所属組織のミッションとの関係性に着目し、対話を通じたアプローチがWell-beingにどのような影響を与えるかを検証するものだという。

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パーソルHD、社員の「はたらくWell-being」を可視化する実証実験を開始。“個人の価値観”と“組織”のつながりに関する理解促進へ

社員の価値観を可視化するアンケート調査を実施

人的資本経営への注目度が高まる中で、従業員のエンゲージメントや心理的充足度をどのように把握し、組織づくりに生かすかが問われている。今回、パーソルHDが開始する実証実験において、同社は定量的なアンケート調査と対話型ワークを組み合わせることで、「はたらくことを通じて感じる幸せや満足感」を可視化し、社員一人ひとりの内発的な価値観と組織の方向性をつなぐ手法の有効性を検証する考えだ。

具体的に、同社は実証実験の第一段階として、社員約800名を対象に“はたらくWell-being”に関する価値観アンケートを実施する。調査では、「働くうえで大事にしていること」や「その価値観が現在どの程度満たされているか」といった設問を通じて、個人の価値観を把握するという。得られた回答は全社および部門別に分析され、エンゲージメントなど他の指標との関係性も検証される予定だ。価値観の傾向を可視化することで、組織内における“はたらくWell-being”の現状を多面的に捉える狙いがあるようだ。


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対話を通じて「自分にとってのWell-being」を言語化

実証実験の第二段階では、有志社員を対象に「“はたらくWell-being”探求ワーク」と題した対話型プログラムを実施するとのことだ。参加者は、NTT 社会情報研究所の測定・分析技術に基づくICTツールを用いた個人ワークを通じて自身の価値観を深掘りした後、振り返りや対話を重ねる。

このプロセスを通じ、社員は「自分にとってのはたらくWell-beingとは何か」を言語化し、組織のビジョンやミッションとのつながりを考えることとなる。あわせて、今後どのような行動を取っていきたいかを整理することも目指すという。

“個人の気づき”を組織の支援や人事施策へつなげる検証

本実証実験では、個人の内省や対話による気づきが、Well-being向上にどのように寄与するかを検証するだけでなく、企業としてどのような支援や伴走が可能かについての示唆を得ることも目的の一つとなっている。

パーソルHDとNTTはこれまでも、ハイブリッドワーク環境下での心理的安全性や相互理解の促進をテーマに共同実験を進めてきた。今回の取り組みは、そうした検証を発展させ、価値観という内面的な要素を起点にした人材開発・組織開発の可能性を探る位置づけとなる。
社員一人ひとりの価値観や主観的な満足感に目を向ける取り組みは、人的資本経営を実践するうえで重要性を増している。パーソルHDとNTTによる今回の実証実験は、Well-beingを「測り、語り、組織につなぐ」ための具体的なアプローチを検証する試みといえる。今後、こうした価値観ベースの取り組みが、企業の人事施策やマネジメントの在り方にどのような示唆をもたらすのか、注目されそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001078.000016451.html

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