固定的な性別役割分担など、無意識の思い込み “アンコンシャス・バイアス” は誰にでも起こりうるものです。 “アンコンシャス・バイアス” となる言動があったとしても、すぐにそのことに気が付くことができれば、相手に深い傷を負わせることを避けられます。それは、ハラスメント等にも共通した概念ともいえます。今回は “アンコンシャス・バイアス” に対する相手の「サイン」を見逃さないためのポイントを解説します。

「表情が曇った」は警告! “ アンコンシャス・バイアス ” を見逃さないための発想転換

“アンコンシャス・バイアス” に対する相手のサインを見逃さないために

政府広報オンライン「誰にでもありうる無意識の思い込み “アンコンシャス・バイアス” 」では、次のように、アンコンシャス・バイアスを減らす3つのポイントを掲げています。

(1)「べき」「普通は…」に注意!
(2)相手の「サイン」を見逃さない
(3)常に自分に問いかける


今回は “(2)相手の「サイン」を見逃さない” について取り上げます。その内容について、政府広報オンラインでは、次のように掲載されています。

家族や友人、同僚と話しているときに、急に相手の表情が曇ったり、声のトーンが変わったりしたことはありませんか?そんなときは、自身のアンコンシャス・バイアスから出た言動で相手を傷つけたのではないかと振り返ってみてください。

~ポイント~話す時間を短くして「間」をつくる

「サイン」を見逃さないというのも、なかなか難しいものです。ポイントとしては、相手が「サイン」を出しやすいタイミングをつくるために、そして相手の「サイン」を気づくタイミングをつくるために、『間』をつくる意識を持つことです。「サインを見逃さない」というより、「サインを見る機会を増やす」というようなイメージです。

例えば、話の途中にアンコンシャス・バイアスとなる言葉を相手に伝えたとします。相手は、何かしらの「サイン」を送ることになりますが、話すことに夢中になってしまえば、その「サイン」に気づくことが難しくなります。「サイン」を見逃さないために、話すことに夢中になりすぎず、話す時間を短くすることで『間』が生まれます。『間』ができることで、自ずと相手の反応を確認することになります。

その『間』をつくることで「サイン」を見逃さない確率が高まるだけでなく、互いの理解を深めるための円滑なコミュニケーションにもつながっていきます。

~発想の転換~相手が「サイン」を分かりやすく送ることができるために

そして、「サイン」ですので、はっきりと伝えるわけではありません。また、「サイン」を見逃さないことに個人差があることも事実です。

ここは発想を転換し、相手が「サイン」を分かりやすく送ってもらうために、普段からどのようにしたら良いのかということも一つの考え方です。例えば、委縮してしまうような印象を相手が抱いてしまうと、「サイン」が分かりにくいものになったり、送ること自体を諦めてしまったりすることにもなりかねません。

普段から『会話の際にうなずきを多くする』、『口角を上げて優しい印象を与える』、『声のトーンを明るくする』などの習慣を心掛けていくことで、相手が「サイン」が送りやすくなることにもつながっていきます。

職場全体としてそのような習慣が浸透されれば、アンコンシャス・バイアスを減らすだけでなく、互いに気兼ねなく話を伝えることができる人間関係にもつながっていきます。
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