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リファラル採用、導入企業は約半数に
同社(TSR)が企業向けアンケートを集計したところ、リファラル採用とアルムナイ採用の両方を制度化している企業は27%、リファラル採用のみを導入している企業は22.2%にのぼり、合わせて49.2%と約半数の企業がすでにリファラル採用を活用していることが判明した。企業規模別では大企業の導入率が60.4%と過半数を大きく上回る一方、中小企業でも48.3%に達しており、規模を問わず浸透しつつある採用手法となりつつあるようだ。こうした広がりの背景には、若年人口の減少と転職市場の活況によって、従来型の「待ち」の採用活動だけでは応募者確保が難しくなっている事情があるとみられる。

定着率トップはリファラル、新卒採用は最下位評価も
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従業員の定着率がどの採用方法で最も高いかを尋ねた設問では、「いずれも大差ない」との回答が40.4%で最も多かったが、個別手法に絞ると「リファラル採用」が18.5%でトップに立った。次いで「ハローワーク経由の中途採用」(12.1%)、「新卒採用」(10.4%)、「転職エージェントからの紹介」(5.4%)の順となっており、既存社員のつながりを介した採用が最も定着に寄与すると見る企業が多いことがわかる。


紹介報酬は「無償」が最多、10万円未満が主流
リファラル採用を導入していると回答した企業(3,088社)に紹介報酬の水準を尋ねたところ、「報酬は支払っていない」が40.9%(1,263社)で最も多く、金銭的インセンティブを設けずに運用している企業が半数近くを占めることがわかった。金額を設定している企業のなかでは「1万~10万円未満」が20.7%(641社)で最多となり、「明確な規定はない」(20.4%、631社)、「10万~20万円未満」(9.8%、303社)が続いた。「20万~30万円未満」は4.3%(134社)、「100万円以上」の高額報酬は0.8%(27社)にとどまっている。企業規模別では、「報酬は支払っていない」を除くと大企業・中小企業ともに「1万~10万円未満」が最多で、大企業28.3%(75社)、中小企業20.0%(566社)だった。報酬制度の有無や金額にかかわらず制度が広く導入されている点は、リファラル採用が必ずしも金銭的インセンティブ頼みではないことが示唆される。
一方で、リファラル採用の成果は既存社員の紹介意欲や職場への満足度に左右される面も大きく、制度を設けるだけで自動的に機能するものではない点には留意が必要だ。効果を引き出すには「いまいる社員の働きがいや満足度を高めること」が前提になるとの指摘もあり、単なる採用手法の一つとしてではなく、社員エンゲージメント向上策と一体で検討する姿勢が求められる。
出典:
株式会社東京商工リサーチ「『リファラル採用』企業の半数に広がる 定着率はリファラルが新卒、転職エージェントを上回る」(2026年6月18日発表)
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