株式会社DONUTSは2025年12月18日、同社が提供するクラウド型給与計算システムに蓄積された賞与データを分析し、2025年の冬季賞与(12月支給分)に関する調査結果を公表した。調査では、速報値としての平均支給額に加え、性別・年齢別・企業規模別の賞与水準を整理。日本企業における報酬構造の現状や、賃金格差をめぐる課題がデータから読み取れる内容となっている。

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【2025年冬ボーナス】冬季賞与の平均支給額は「50.6万円」。男女差・年齢差・企業規模別の実態が明らかに

2025年冬季賞与の平均支給額は50万6,547円。前年から大きな変化は見られず

調査によると、2025年の冬季賞与平均支給額(速報値)は「506,547円」となった。前年(2024年)の平均支給額である「502,657円」と比較すると、増減は限定的で、全体としては横ばい水準で推移している。

物価上昇や人件費の高止まりが続く中にあっても、冬季賞与については大幅な増減には至っていない企業が多い状況がうかがえる。
2025年の冬季賞与平均支給額

賞与額のピークは男性が50歳台前半、女性は40歳台前半に

年齢別に冬季賞与の平均支給額を分析すると、全体では50~54歳が「661,139円」と最も高く、50歳台前半までは年齢とともに支給額が上昇する傾向が確認された。
2025年の冬季賞与平均支給額(年齢別)

男女の差も顕著に。女性の平均賞与額は36.4万円にとどまる

性別で冬季賞与の平均支給額を見ると、男性は「616,299円」、女性は「364,917円」だった。女性の支給額は男性の約6割にとどまったことから、月例賃金だけでなく賞与においても男女間での差が存在する、報酬体系全体における構造的な課題が浮き彫りとなった。

さらに性・年齢別で見ると、男性の賞与額が最大となるのは50~54歳(822,250円)であるのに対し、女性は40~44歳(452,510円)がピークとなっており、最大値に達する年齢に約10年の差が生じている。一方で、女性については20~40歳台において前年から支給額が上昇しており、賃金差是正に向けた動きが一部の年代で進んでいる様子も見受けられる。
2025年の冬季賞与平均支給額(性別)

企業規模による差も顕著。500人以上の企業が最も高水準に

企業規模別に冬季賞与平均支給額を見ると、「500人以上」の企業が「564,980円」と最も高い水準となった。一方で、「300~499人」規模の企業は「444,402円」と最も低い結果となっている。企業規模による支給余力や制度設計の違いが賞与額の差として表れていると考えられ、人材確保や定着の観点からも今後の動向が注目される。
2025年の冬季賞与平均支給額(企業規模別)
本調査から、2025年冬季賞与は平均50万円超と一定水準を維持したものの、性別・年齢・企業規模による差が依然として存在する実態が明らかになった。特に、男女間での賞与水準やピーク年齢の違いは、キャリア形成や評価機会の差を反映している可能性がある。賃金や賞与をめぐる透明性と公平性が一層求められる中、企業においてはデータを踏まえた報酬制度の見直しや、長期的な人材活用戦略の再検討が重要になりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001780.000004237.html

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