本書『成長組織の先読み人事戦略 必ず訪れる「成長フェーズごとの壁」を乗り越える組織のつくり方』は、従業員規模の拡大に伴う人事課題に着目し、成長フェーズごとの「壁」と、その対応策を解説している。複数の成長企業で人事責任者を務めた著者が、経営戦略を組織能力や人材要件に落とし込み、人員計画や具体的な施策へとつなげるプロセスを提示。戦略を実行する人事組織の体制づくりにも踏み込む。
問題が表面化してから動くのではなく、成長に伴う変化を先読みして備える。日々の課題対応と中長期の組織づくりをどう両立させるか、その道筋を考えたい人事リーダーに、手がかりを与えてくれる一冊だ。
【書籍基本情報】
書籍名:成長組織の先読み人事戦略 必ず訪れる「成長フェーズごとの壁」を乗り越える組織のつくり方
著者:森洋一郎
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
発売日:2026年10月14日

▼内容紹介
企業の成長に立ち塞がる「成長フェーズごとの壁」は、必ず起きるからこそ先手が打てる!必ず訪れる人事課題を先読みし、人事を「攻めの戦略部門」に変える。CEO・CHRO必読書!
ビジネスが軌道に乗ったスタートアップや成長企業ですが、不思議なことに従業員規模がおおよそ30名、50名、100名、1000名といった節目で成長が止まる人事課題の「壁」に直面する企業が後を絶ちません。
興味深いのは、業界や業態にかかわらず起こることです。
この「壁」は、これまで見えてこなかった人事の問題を顕在化させます。そしてそれらの問題は、エース社員の離脱、カルチャーの希薄化、採用のミスマッチなどといった企業の成長を阻害する事象を引き起こします。
当然、これらの事象に対して企業は手当てを行うのですが、あくまで現状維持が主目的にならざるを得ないため、場当たり的な人事施策になりがちです。問題が解決するまで成長へのリソースは割けず、企業は成長のモメンタムを失ってしまいます。
しかし、冒頭で述べたとおり、この「壁」はどの成長企業にも必ず起こります。そして、「壁」がもたらす弊害もまた、成長フェーズでほぼ決まっています。
つまり、従業員規模に応じて今後の展開やパターンが予測できるのです。
予測ができるのであれば、問題が明らかになる前に人事課題に先手を打つことができます。
人事課題に先手を打てれば、企業は成長を止めずに続けることが可能になります。
本書は、自らも複数のグロースフェーズ企業でCHROを歴任し、その知見を活かしてさまざまな企業の成長を支援してきた著者による、「先読み人事戦略」の理論と実践を伝える一冊です。
企業の成長フェーズ(シード、アーリー、ミドル、グロース、レイター)ごとに、次に起こる課題を予見し、先手を打つための「処方箋」を提示します 。また、フェーズごとの施策に取り組む人事系人材にも焦点を当て、組織だけでなく当事者としてのキャリア形成についても助言を行うことで、読者に対して組織とともに人材としての成長も促します。
人事を単なる管理部門ではなく、未来の企業価値をデザインする「攻めの戦略部門」へと変革するための、CEOとCHRO必携書です。
(出版社ホームページより)
▼目次
第1章 成長フェーズ別「先読み」人事戦略第1節 なぜ、あなたの会社は『●●人の壁』を越えられないのか?
第2節 シード期の壁:『創業の熱狂』の次に来る危機
第3節 アーリー期の壁:『社長が全員を把握できない』が始まる時
第4節 ミドル期の壁:『50 名の壁』の正体
第5節 グロース期の壁:『企業文化が薄まる』という病
第6節 【あなたの会社は次の『壁』を越えられるか?】
第2章に向けて:「壁を知ること」と「壁を越えること」の間にあるもの
第2章 「逆算の人事戦略」の構築プロセス
第1節 人事戦略の構築プロセスの全体像
第2節 経営戦略を「組織能力」と「人材要件」に翻訳する
ステップ①:これまでの経営戦略・事業戦略と、競争優位だったポイントの整理
ステップ②:今後の経営戦略・事業戦略と、競争優位とすべきポイントの整理
ステップ③:高めるべき組織能力(組織ケイパビリティ)の整理
ステップ④:人材が高めるべきもの(個人スキル・スタンス)の整理
第3節 戦略を形にする「組織図」と「ポートフォリオ」の描き方
ステップ⑤:構築すべき組織図の整理
ステップ⑥:人材ポートフォリオ(人員計画)とGAPの整理
第4節 「目指したい組織」と「現在の組織」のGAPを埋めるための人事施策設計
ステップ⑦:組織・人材を構築するために取り組むべきテーマの設定
ステップ⑧:具体的な人事施策(目標定義、KPI)の設計
第5節 人事戦略を現実にする人事組織の作り方(ステップ⑨)
第6節 人事戦略を完遂させるために必要な4つの「人事リーダーシップ」
まとめ 組織は「経営の意志」の鏡である
第3章 成長を支える人事組織の体制構築と人事のキャリア
第1節 人事人材の採用の失敗の声 〜なぜこれほど難しいのか〜
第2節 人事系人材の採用:転職の失敗を避けるために大事なこと
第3節 フェーズ毎に求められる人事の特徴
第4節 AI時代の人事組織設計
第5節 人事パーソンとしての市場価値の高め方とキャリア形成
第6節 外部の人事専門家をいつ・どのように活用するか
▼著者プロフィール
【 森洋一郎(もり・よういちろう)】株式会社ASHR代表取締役社長 株式会社リクルートでキャリアをスタートし、人事制度企画、人事DD、PMI、労務の実務に始まり、上場前に行った分社における組織設計、人事制度設計を担当。兼務でワークス研究所にて上場企業の次世代人事責任者育成プログラムを担当し、自身も第1回プログラムにて優勝した。その後、株式会社エス・エム・エス、アソビュー株式会社の人事責任者を歴任し、様々なフェーズの企業人事を経験。「人事がぶつかり悩む課題は類型化できるのではないか」「前もって戦略的に取り組んでいくことで課題を回避し継続的な成長につなげることができるのではないか」という考えに至り、2023年10月にASHR(アスエイチアール)を創業。人事コンサル、人事のキャリア支援、AIを活用したHRサービス開発、HRサービスのグロース支援、ファンドご支援等のHR領域の事業を展開している。20名規模から数千名の上場企業の人事戦略から人事制度作成など幅広く支援の実績を持つ。
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