本書は、ロングセラー『みんなのフィードバック大全』の著者・三村真宗氏による最新作だ。こうした「沈黙の組織」を、対話によって互いを高め合う「高め合う組織」へ変えるノウハウを解説する。三村氏は株式会社コンカーの初代社長として社員との対話を積み重ね、Great Place To Work® Institute「働きがいのある会社」ランキング(中規模部門)で2018年度から7年連続1位という記録を打ち立てた経営者である。
その経験からたどり着いた答えは、順序の転換にあった。「安全な場をつくれば声が出る」のではない。声が届く仕組みをつくり、届いた声に応える。その積み重ねの先に、安全な場が生まれる。本書では、この考え方を「フィードバック経営」として体系化。正社員2,060名への独自調査という実証データも交え、再現性の高い手法として整理している。
【手に取っていただきたい人】
●会議で本音が出ず、現場の課題が上まで届かないと感じている経営・人事
●心理的安全性の取り組みが空回りし、打ち手を探している管理職
●社員の声を社内や経営に循環させる仕組みを構築したいHRBP・組織開発担当
●「見えないエンゲージメント低下」に向き合いたいリーダー層
【書籍基本情報】
『フィードバック経営 「沈黙の組織」から「高め合う組織」へ』
著者:三村 真宗
発行:日経BP
発売日:2026年6月8日

▼内容紹介
会議で本音が出ない。現場の問題が上まで届かない。隣の部署が何をしているかわからない。こうした「沈黙の組織」を、対話のある「高め合う組織」へ変えるノウハウを解説する一冊である。著者の三村真宗氏は本書で、次のように問いかける。なぜ、心理的安全性の取り組みは空回りするのか。たどりついた答えは、順序が逆だということだ。「安全な場をつくれば声が出る」のではない。声が届く仕組みをつくり、届いた声に応える。社員同士が率直に伝え合い、互いを高め合う。その積み重ねの先に、安全な場が生まれる。本書ではこの順序で組織を変えていくアプローチを「フィードバック経営」と呼ぶ。
では、なぜ声は出ないのか。何を言えばいいかわからない。言っても変わらないと諦めている。言ったら不利益を被るかもしれない。いくつもの根がからみ合い、一人ひとりの口を閉ざしていく。本書は、この「沈黙」が生まれる症状を6つに分類し、それらを解決する3本の柱からなる「フィードバック経営」を提示。感覚的にとらえられてきた組織課題の根本原因を、具体例を交えながら論理立てて解説している。
第5部では、住友ファーマ、キッツ、富士通、デロイト トーマツ、アストラゼネカ、弥生という6社の実践事例を紹介。いずれも経営者自身が、社員の声が循環していない現状を経営課題としてとらえ、自ら変革に踏み出したケースである。
著者の三村真宗氏は、2011年に株式会社コンカーの初代社長に就任した当初、目の前の成果を追い求めるなかで、自ら沈黙の組織をつくってしまった経験を持つ。そこから社員との対話を重ね、フィードバックに光明を見出し、Great Place To Work® Institute「働きがいのある会社」ランキング(中規模部門)で2018年度から7年連続1位という国内最長記録を打ち立てた。
執筆にあたっては、国内正社員2,060名を対象とした独自調査も実施。「沈黙の組織」が生まれる構造的な原因を、実証的な根拠とともに明らかにしている。
「沈黙の組織」から「高め合う組織」へ。その道筋を描いた一冊。
(出版社ホームページより/HRプロ編)
▼目次
第1部 フィードバック経営とは何か ―「沈黙の組織」から「高め合う組織」へ第2部 経営理念の実装 ―「額縁の言葉」を現場の行動に変える
第3部 フィードバック文化を築く ― 対話が組織を変える
第4部 VoEサイクル ― 現場と経営をつなぐ声の循環
第5部 ケーススタディー 6社の挑戦に学ぶ変革の実践
終章 心理的安全性という誤解
▼著者プロフィール
【三村真宗(みむら まさむね)】株式会社U-ZERO 代表取締役CEO兼CPO。慶應義塾大学卒業後、創業メンバーとしてSAPジャパン株式会社に入社。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ベタープレイス・ジャパン株式会社などを経て、2011年に株式会社コンカーに参画。代表取締役社長として社員一人ひとりの声を経営に活かす組織づくりを追求し、「働きがいのある会社」ランキングで7年連続1位(日本最長記録)を達成した。2018年に『最高の働きがいの創り方』、2023年に『みんなのフィードバック大全』(現在12版)を上梓。2024年、株式会社U-ZEROを設立し、「フィードバック経営」の社会実装に取り組んでいる。
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