<リーダーシップを「属人的な才能」ではなく、再現性のある仕組みとして設計する>
本書が提案するのは、そうした大胆な発想転換である。かつて離職率40%という組織崩壊の危機を経験し、そこから5%への劇的改善を実現した著者は、スキルマップやスキルボックスという具体的なツールを用いて、抽象的な能力を行動レベルに落とし込む重要性を説く。単なる「満足度アップ」ではエンゲージメントは高まらず、「ぬるま湯」と化した心理的安全性は組織の成長を阻害する。目標達成へのコミットと学び合いが共存する環境こそが、真の心理的安全性をもたらすのだ。メンバーが安心して挑戦し、失敗から学べるチームづくりを、あらゆるリーダーが実践できるよう支援する内容となっている。
※改訂版で新たに収録された「AIを活用したスキルマップ設計やプロンプト集」は必見だ!

【こんな人におすすめ】
○エンゲージメントサーベイやES施策で「満足度は上がるのに行動が変わらない」と感じている人事・経営層
○若手の早期離職に「配置や評価」以外の打ち手を探している人事
○現場マネジャーが「結局、何をどう育成すればいいのか」と迷走している状況を変えたい人事
○AIを人材育成・タレントマネジメントに取り入れる「プロンプト設計の具体像」が知りたい人事・HRBP

【書籍基本情報】
書籍名:チームのワークエンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント【改訂新版】 著者:中塚 敏明
出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
書籍発売日:2025年10月24日
チームのワークエンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント

▼内容紹介

経営層・マネジャー 5,000人超 の育成・改革支援で得た知見を凝縮。現場の声を反映し、ワークエンゲージメントを高める「仕組み」と、そのまま現場に落とせる設計図を大幅強化しました。

本書は、現場のリーダー・管理職が抱える「メンバーが育たない」「チームがまとまらない」「自分のマネジメントに自信が持てない」といった悩みを、人に依存しない「仕組み」で解決するシステムを解説した実践書です。著者が劇的改善を実現した「スキルマネジメント」の全貌を、AIの活用法も含めて余すところなく公開しています。

■なぜリーダーは自信が持てないのか? その根本原因を解明
多くのリーダーが「はたして、自分のマネジメント方法は正しいのか?」という不安を抱えています。本書では、この不安の根源が「信頼できる判断基準と共通言語の欠如」にあることを明らかにし、その解決策を提示します。

世界的な調査では、直属のリーダーを完全に信頼しているメンバーの約半数が強い熱意を持って仕事に取り組む一方、信頼していないメンバーではわずか6%にとどまることが判明。リーダーへの信頼がチームのエンゲージメントを12倍高めるという事実が、本書の重要性を物語っています。(出版社ホームページより HRプロ編)

▼目次

プロローグ なぜリーダーは自信が持てないのか?

第1章 なぜあなたのチームのエンゲージメントは上がらないのか?

エンゲージメントが、今再び注目される理由
まず、言葉の「物差し」を揃えよう! エンゲージメントと満足度の違い
なぜ、良かれと思ってやった施策が「ぬるま湯」を生むのか
満足度を高めても、やる気は上がらないたった1つの理由
「人」ではなく「仕組み」でチームを育てるという発想転換
チームのワークエンゲージメントを高める3ステップ戦略
なぜ、成長環境を整えないチームは衰退するのか
あなたのチームにあるのは「心理的安全性」か、それとも「ただの居心地の良さ」か
なぜ「上位2割」のエースだけ見ていてはダメなのか

第2章 スキルマネジメントがチームの「成長の壁」を打ち破る

リーダーが陥る成長と定着の罠
なぜ、メンバーは育たないのか?能力開発に潜む5つの罠
メンバーの成長ステップを描く
抽象的な能力を「具体的な行動」に変える技術
スキルボックスでメンバーの成長ルートを設計する
メンバーを夢中にさせるゲーミフィケーションの仕掛け
「仕組み」で育むセルフマネジメントが、リーダーを救う
週報システムが、スキルの定着と「内省」を促す
大離職時代を「仕組み」で乗り越える

第3章 「生きたスキルマップ」の作り方

スキルマップの定義と背景
現代のスキルマップが直面する課題
なぜ、人事評価制度だけでは、メンバーが育たないのか
人事評価制度とスキルマップの関係とは
スキルマップが、リーダーとメンバーを「不安」から解放する
スキルマップがもたらした「チームの変化」
「生きたスキルマップ」策定の5ステップ
スキルマップは「小さく始める」が正解
コラム AIを活用する力
マネジメントは、メンバーのタイプで変える
スキルマップ×SL理論の現場活用
スキルマップとSL理論を組み合わせた4つのリーダーシップの型
スキルマップ導入で生まれる「3つの抵抗」と、その乗り越え方
さあ、変革への「小さな一歩」を踏み出そう

第4章 会社の物語をチームの力に変える

なぜ「ワークエンゲージメント」だけでは、チームはひとつになれないのか
チームの「ベクトル」は、同じ方向を向いていますか?
「物語」の骨格と魂 MVVとパーパスを理解する
「物語」を自分の言葉で語る、3つの技術
スキルマネジメントで築く、チームの「共通言語」
チームの「行動指針」が文化を創る
チームに「物語」を浸透させる、リーダーの7つの習慣
1on1を「成長支援の場」に変える3つの原則
リーダーこそ、仕事の「意義」を語り、連鎖させよう
リーダーがチームに残せる、最高の「資産」とは

エピローグ 人と仕組みとAIを融合する

▼著者プロフィール

【中塚 敏明(なかつか としあき)】
スキルティ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人 AIマネジメントスキル協会(AMSA)理事
1976年生まれ。1998年武蔵工業大学(現 東京都市大学)電気電子工学科卒業後、同大学院へ進学。修了後、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)入社。法人営業本部にて、超大手企業の様々なネットワークインテグレーションを手がける。

2011年、多くの企業が直面していた「ITエンジニア不足」という社会課題を解決したいとの思いのもと、ITエンジニアの派遣・育成を行う企業を設立。未経験からでも活躍できるITエンジニアを輩出するため、独自の養成スクールも開校する。

若い世代の育成に取り組む中で、成長環境を「仕組み化」すれば組織力とエンゲージメントが劇的に向上することに気づき、能力開発をマネジメントする「スキルマネジメント」を考案・開発。自身が創業した会社を、リンクアンドモチベーション社のサーベイにおいて従業員エンゲージメント上位2%の組織へと成長させる。

その後、同社を事業譲渡。連続起業家として、新たに「人材難に悩む中小企業の経営者」と「育成に疲弊する現場のリーダー」を支えるという社会課題に挑むため、2022年にスキルマネジメントを普及させるスキルティ株式会社を設立、代表取締役に就任。中小・ベンチャー企業の従業員エンゲージメントと人材育成を底上げすべく、活動している。
さらに、人材難を解決する新たな取り組みの一つとして、AIを人的資本ととらえ、AIをマネジメントするスキルマップの普及を推進している。
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