“対面回帰”の傾向がさらに加速
ここからはインターンシップについて取り上げます。まずは、2027年卒採用向けインターンシップの実施状況を尋ねたところ、全体では「未定・検討中」が22%あるものの、61%が「実施する」(「前年は実施していないが、今年は実施する」と「前年同様に実施する」の合計)と回答しています[図表4]。![[図表4]2027年卒採用向けインターンシップの実施状況](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4596_6_TB7Z00.png)
次に、2025年12月までに実施したインターンシップの形式について尋ねました。全体では、「全て対面形式で実施」が40%と前回の51%から11ポイント減少しています[図表5]。その代わり、「対面形式とオンライン形式を混合して実施」が54%と前回の43%からちょうど11ポイント増えていますので、両者を合わせた「対面形式を一部でも実施」した割合は前回と全く同じ94%となっています。「全てオンライン形式で実施」は今回もわずか6%にとどまっています。
![[図表5]2025年12月までに実施したインターンシップの形式](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4596_7_CG74C0.png)
インターンシップを有効活用できていない中堅企業
次に、インターンシップの開催ピークである2025年8~9月に対面形式で実施したインターンシップの日数タイプ(複数回答)を尋ねたところ、全体で最も多かったのは「1週間程度」(40%)で、次いで「半日程度」(29%)、「2~3日程度」(25%)、「1日程度」(24%)と続きます[図表6]。前回調査と比較すると、「半日程度」が前回の17%よりも12ポイント増加し、その半面、「1日程度」は前回の44%から20ポイントも減少しており、前回の1位から4位に後退しています。![[図表6]2025年8~9月に対面形式で実施したインターンシップの日数タイプ(複数回答)](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4596_9_YEH321.png)
[注]オープン・カンパニー:2022年6月改正の「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)により整理された、“学生のキャリア形成支援の取り組み”の4類型の一つ。参加期間が非常に短く(単日)、実際の就業体験がないものを指す。
一方、中堅企業と中小企業では、「1日程度」がそれぞれ前回44%→29%、同39%→13%へと減少した代わりに、それよりお手軽な「半日程度」が同17%→33%、同17%→50%へと大きく増加しています。「1週間程度」を実施する割合は、どの従業員規模も前回・今回ともに3割台で大きくは変動していません。
インターンシップと採用選考との連動状況について聞いたところ、全体では半数以上の52%が「選考と結び付ける」と回答し、「選考とは結び付けないが、優秀な学生においては考慮する」も22%となっており、両者を合わせた「選考と少しは結び付ける」企業が74%と、全体の4分の3程度を占めています[図表7]。「選考とは一切関係ない」とする企業がいまだに6%あることに驚きます。
![[図表7]2027年卒採用のインターンシップと採用選考の連動状況](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4596_10_P13G0V.png)
