アサヒロジスティクス株式会社は2024年5月7日、同年4月より大卒初任給をこれまでの22万1,000円から25万円へ引き上げることをはじめとした、従業員の給与待遇改善を行なったことを発表した。人材不足の深刻化が進む社会状況の中で、同社は今後も安定的な人材確保の実現に向け、今回の給与待遇改善も含めて継続的に労働環境の整備を進めていくという。
“食品物流大手”アサヒロジスティクスの賃上げ、大卒初任給『25万円』に引上げなど。「物流の2024年問題」への有効策となるか

「給与待遇改善」をはじめとする労働環境整備で“業界イメージ向上”へ

アサヒロジスティクスはかねてより、“物流業界の2024年問題”に対し、安定したドライバー確保に向けた取組みを実施してきたという。特に、「ドライバー不足」が声高に叫ばれる昨今では、将来の労働人口減少に対応するため、物流業界で働く人材の安定的な確保にも注力する必要があり、ソフト・ハード両面からの働く環境の整備や、従業員のモチベーションアップなどが求められるとの考えだ。

そうした中で同社は、2022年より給与水準の見直しや年間休日の増加などを段階的に進めることで、従業員の待遇改善を進めてきたという。特に「ドライバー職」における給与改善は、2022年より3年連続で実施しており、その増加割合は累計で14%になるとのことだ。

今回の同社の給与待遇改善に関する概要は、以下の通り。

(1)新卒(※)初任給を22万1千円→25万円に引き上げ(113%増)

(2)既存従業員の基本給ベースアップ・業績考課に基づく定期昇給(賃上げ全体平均104.2%)

(3)その他手当の見直し
   └転勤者の帰省費用改定
   └赴任手当の新設
   └単身赴任手当の改定(120%)

(※)新卒は大学新卒・総合職に限る


今回の給与待遇改善をはじめとして、同社は働く環境の改善を継続的に実施することにより、物流業界のイメージ向上にもつなげたい考えだ。
“2024年問題”その年となり、物流業界をはじめとして該当する業界・業種では、安定した人材確保による人手不足の解消が急務となっている。今回のような業界大手の積極的な賃上げの取り組みにより、求職者に与える業界イメージが向上し、“ドライバー不足”といった課題は解消へ向かうのだろうか。

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