去る2020年6月1日、日本マイクロソフト株式会社と、NECパーソナルコンピュータ株式会社、Dynabook株式会社、デル株式会社、株式会社日本HP、レノボ・ジャパン合同会社などのパソコンメーカーが一体となり、「中小企業テレワーク応援プロジェクト」を発足したと発表した。同プロジェクトは、一般社団法日本テレワーク協会の協力のもと進められる。これにより、中小企業に対してテレワーク(リモートワーク)の円滑な導入をサポートするという。
「中小企業のテレワーク応援プロジェクト」を日本マイクロソフト×パソコンメーカーが協働で発足

テレワーク導入のための最適なPCの提案や「テレワークガイド」を無料公開

本プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、テレワークによる「新しい働き方」に移行しようとしている中小企業を支援するものだ。導入の際に懸念される「社内体制」、「ハード面整備」、「セキュリティ確保」といった課題を、解決に向けてさまざまなサポートで支援する。

具体的には、テレワークに最適なパソコンの提案や、無料で使用できる「Microsoft Teams」の提供などがある。また、本プロジェクトの特設サイトにて、テレワークを導入する際の準備や、導入後に定着するまでのアドバイスをまとめた「中小企業のテレワークガイド」を無償で提供するとしている。この他にも、導入に必要な要素や事例について「テレワーク推進オンラインセミナー」を開催する予定だ。

これまでも「生産性の向上」や「柔軟な働き方」の実現のために、大企業を中心にテレワークの導入や制度化が進められてきた。だが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、中小企業でもテレワークの必要性を実感した企業は少なくないだろう。導入において自社に足りない知識や知見を、専門家の視点でアドバイスを受けながら円滑に進めてみてはいかがだろうか。

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