パーソルテクノロジースタッフ株式会社(以下、パーソルテクノロジースタッフ)は2022年1月26日、スペシャリスト志向を持つエンジニアを対象とした「ハイスキルIT人材の中途採用」を強化すると発表した。本取り組みによって採用されたエンジニアは、年収1,000万円以上を目指すことも可能になるという。これにより同社は、エンジニアとしてのやりがいやキャリアの実現を支援したい考えだ。
パーソルテクノロジースタッフが、年収1,000万円以上を目指す「ハイスキルIT人材」の中途採用を強化。

スキルの向上と年収アップを目指し、エンジニアの希望するキャリアイメージを実現

近年、デジタル技術の発展やDX推進の加速により、各企業で、高度なスキルを有する「ハイスキルIT人材」の確保が困難な状況が続いている。先端技術領域においては、自社での育成ノウハウや実績が少なく、「スキルを持った人材を社内育成できない」ことが企業のDX推進における課題の1つとなっている。また、一般的な企業では、技術職であっても年次が上がるにつれ事業運営のコアメンバーとしての責務を求められるようになるなど、エンジニアが専門性やスキル向上に集中できるようなキャリアの選択肢が不足している実態がある。特定分野で継続的に経験を積みたいと考える「スペシャリスト志向」の社員にとっては、希望するキャリアイメージとの相違が発生しているケースもあるという。

そこでパーソルテクノロジースタッフは、「エンジニアとして専門性やスキルの向上を優先できるキャリアの選択肢が必要」と考え、スペシャリスト志向のあるハイスキルIT人材の中途採用強化を決定した。ハイスキル層を対象とした今回の中途採用枠では、顧客評価がよりダイナミックに人事評価に反映される「市場価値連動型」の人事制度を適用し、3ヵ月ごとに給与の見直しを行う。前期の評価によりインセンティブ額および還元率が変動するため、評価によっては年収1,000万円以上を目指すことも可能になるという。採用されたエンジニアは、専門性・技術力の向上と、年収アップを同時に実現することも可能だ。なお、同社で既にエンジニアとして働く社員に対しても、希望や志向性に合わせて本制度を適用し、多様な働き方をサポートしていくという。

同社では、「エンジニア一人ひとりが思い描く自分らしい働き方や、エンジニアとしてのやりがいの実現」を目指している。今後は、優秀なエンジニアの活躍を通じ、社会のデジタル化推進に貢献していきたいとのことだ。
キャリアの選択肢を増やす支援を行う本取り組みは、スペシャリスト志向のあるエンジニアの思い描く働き方を実現するための有効策といえる。自律的なキャリア構築の重要性が増すなか、「個人と企業の求めるキャリアイメージができる限り合致するような施策」を検討していきたい。

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