連載「人事大解剖~他社の人事のリアルを知る~」は、リレーインタビュー形式で、業務において大事にしている考えや日常の悩み、気になっているHRのキーワードなどを紐解きながら、人事のリアルに迫っていく。正解がないと言われる時代だからこそ、多くの人事の視点や考えを通じて、業務や課題解決のヒントをお届けする。人事リレーの輪30人目はスターゼン株式会社の人事領域を統括する同社 執行役員 管理本部長兼人事部長の石神 幸長氏が登場。1948年創業の同社は「食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」を経営理念に掲げ、食肉および食肉加工食品を中心とした事業を展開している。本記事では、石神氏が語る海外事業の加速に向けたチャレンジや業務で大事にしている考え方のほか、オススメの書籍やAIが台頭する中での人事の介在価値などをお届けする。

※下部の「目次」より気になる項目がありましたら、ぜひそちらからも参照のうえご覧ください。
「感情」がこれからの人事にとっての介在価値となる――スターゼン 石神 幸長氏【人事リレーの輪30人目】

Q1:これまでのキャリアは?

【人事リレーの輪30人目】
スターゼン株式会社
執行役員 管理本部長兼人事部長 石神 幸長氏



スターゼン1社でのキャリアをこれまで歩み、その中で最初の1年は総務、その後は足掛け20年ほど、ずっと人事の役割を担っています。人事としては、採用業務からスタートし、その後は育成、人事企画など一通りの経験を積んできました。人事部長には約6年前に就き、4年ほど前からは管理本部長も兼務し、今に至っています。

Q2:今の人事としての役割・ミッションは?

役割としては、スターゼンの人事を統括しています。私の主なミッションとしては、人材発掘や人材育成です。近年はM&Aも積極的に行っており、グループを含めた人と組織のマネジメントというのは、まだまだこれからだと思っています。スターゼンは、牛豚の飼育から始まって、加工やルート営業など、AIに置き換えられない仕事が多くあります。そういう意味では、私たちの事業成長には人が欠かせませんので、多くの社員が力を発揮するための育成、発掘の部分は推進していかなければなりません。

Q3:今抱えている主な人事課題は?

主な人事課題は「グローバル関連」です。元々は国内の事業で回っていた会社でしたが、ここ5年ほどは、人口減少や国の和牛政策などもふまえ、海外輸出の事業比率が高まってきています。例えば、シンガポールの販売会社を買収する動きもあり、本格的に海外事業を推進している状況です。ですので、海外人材をこれからどのように育成、輩出していくかは、大きな人事課題だと思っています。

もう1つは「サクセッションプラン」です。経営の中枢に据えられるような人材の育成というのは、まだまだ十分に進められていません。事業もグローバルを見据え変化を遂げていっていますので、人材の選抜から教育まで急ピッチで取り組んでいく必要が出てきています。

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