連載「人事大解剖~他社の人事のリアルを知る~」は、リレーインタビュー形式で、業務において大事にしている考えや日常の悩み、気になっているHRのキーワードなどを紐解きながら、人事のリアルに迫っていく。正解がないと言われる時代だからこそ、多くの人事の視点や考えを通じて、業務や課題解決のヒントをお届けする。人事リレーの輪18人目は株式会社松尾研究所で採用責任者を務める開原 沙文氏が登場。同社は東京大学大学院工学系研究科松尾・岩澤研究室とビジョンを共有し、大学・企業・スタートアップによる産学共創のエコシステムを実現することを目指し誕生。深層学習領域の応用研究と社会実装、産業界におけるAI・DX人材の育成、企業のDX推進に資するスタートアップの育成等に取り組み、急成長を遂げている。インタビューの中では、組織が急拡大するなかでの人材採用の悩みのほか、採用担当として大事にしている考え方やカルチャー醸成を通じた今後の構想などが語られた。

※下部の「目次」より気になる項目がありましたら、ぜひそちらからも参照のうえご覧ください。
「候補者」と「自社」の双方にとって“中長期視点”で良い採用になっているか――松尾研究所 開原 沙文氏【人事リレーの輪18人目】

Q1:これまでのキャリアは?

【人事リレーの輪18人目】
株式会社松尾研究所
開原 沙文氏



新卒で3年ほどコンサルの会社に勤め、その後は自分の癒しになっている花屋で働いた時期もありました。そこから縁あってチームラボに転職して、主に採用業務に取り組みました。事業的に専門職が多く、エンジニアの採用が中心でした。よく学会に顔を出して、そこから採用につなげるような動きも取っていましたね。同社には6年ほど在籍しまして、次はシリーズBのスタートアップに移り、いわゆる1人目人事としてのキャリアも積んでいます。そして、2024年の3月に株式会社松尾研究所に転職したのが、私のこれまでのキャリアの歩みです。

Q2:今の人事としての役割・ミッションは?

東大の松尾・岩澤研究室のミッション、ビジョンに伴走する形で、株式会社松尾研究所の採用責任者の役割を担っています。

Q3:今抱えている主な人事課題は?

当社は指数関数的に成長させていくのが基本の組織です。去年から今年にかけて約2倍の組織となり、そのような中で各ファクションのKGIを達成していかないといけないので、それを実現できる人材採用が大きな課題となっています。当社の事業は少し特殊で純粋なアカデミックでもなく、ビジネスでもありません。アカデミアの知を社会実装することで、きちんと社会にとっていい変化を起こしていくのがミッションです。ですので、単純にただ事業を大きくしていけばいいというわけではありません。会社が求める職種のスキル面ももちろん大事ですが、カルチャーフィットの面でなかなかマッチする人材がいないというのも悩みです。

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