連載「人事大解剖~他社の人事のリアルを知る~」は、リレーインタビュー形式で、業務において大事にしている考えや日常の悩み、気になっているHRのキーワードなどを紐解きながら、人事のリアルに迫っていく。正解がないと言われる時代だからこそ、多くの人事の視点や考えを通じて、業務や課題解決のヒントをお届けする。人事リレーの輪16人目は株式会社PKSHA Technologyでエンジニアの新卒採用を立ち上げから担いリードする、人事本部 採用チーム/技術広報 内藤 汐美氏が登場。同社は、「未来のソフトウエアを形にする」をミッションに掲げるAI技術ベンチャー企業として、自然言語処理、画像認識、機械学習・深層学習技術を中核としたAIソリューションを展開している。インタビューの中では、採用担当として大事にしている考え方のほか、ヤフーでの経験で得た気づきをもとにした今後の人事として、会社としてのチャレンジなどが語られた。

※下部の「目次」より気になる項目がありましたら、ぜひそちらからも参照のうえご覧ください。
会社にとっても候補者にとっても「誠実」でありたい――PKSHA Technology 内藤 汐美氏【人事リレーの輪16人目】

Q1:これまでのキャリアは?

【人事リレーの輪16人目】
株式会社PKSHA Technology 人事本部 採用チーム/技術広報
内藤 汐美氏



大学卒業後は人材系企業にてITエンジニアを目指す学生のヘッドハンティングをしていました。10名ほどのベンチャー企業だったのですが、そこではスカウトのほか、就活イベントなど新卒エンジニアの採用に関わる企画運営を担っていました。

その後、2016年にヤフー株式会社に転職しまして、エンジニアの新卒採用を3年間担当しました。それから、社内ジョブチェン制度を利用してデベロッパーリレーションという技術広報の部署で数年働いたのち、2022年12月に当社に縁あって入社し、今に至るというのが私のキャリアです。

Q2:今の人事としての役割・ミッションは?

役割としては、エンジニアの新卒採用と技術広報を担っています。私が入社したタイミングで、会社として新卒のエンジニア採用に力を入れていこうとするフェーズでした。ですので、その立ち上げから担い、今は会社の戦略に合わせたエンジニアの新卒採用をリードする形で業務を進めています。技術広報も兼務していますので、中途や学生エンジニア向けの採用広報も私のミッションです。

Q3:今抱えている主な人事課題は?

私たちは、ソフトウエアエンジニアと、アルゴリズムエンジニアというAIアルゴリズムに特化した職種の新卒採用を行っています。アルゴリズムエンジニアは、ターゲットのAI研究をしている学生からは、AIに強い会社ということもあって、知名度は比較的あります。

一方、ソフトウエアエンジニアは、学生からの知名度や認知度が不足していると感じています。当社はBtoBで、かつAIに特化した事業内容なので、学生にはなかなか馴染みのない会社かもしれません。そういう意味では、ソフトウエアエンジニアのターゲット学生に対してもいかに知名度、認知度を上げていくかは当社の人事課題となっています。

この記事にリアクションをお願いします!