株式会社学情は2026年2月27日、2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生(以下、27卒生)を対象に実施した、「内々定の獲得状況」に関するアンケートの結果を発表した。調査期間は2026年2月17日~25日で、311人から回答を得ている。調査結果から、27卒採用における2月下旬時点の内々定率や文理別の状況、就職活動率などが明らかになった。

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【27卒採用】2月下旬の内々定率は「55.7%」、広報解禁前に5割超に。理系は7割を超え“文理差”が拡大

2月下旬の内々定率は「55.7%」。広報解禁前に5割超え

新卒採用の早期化が進み、学生の内々定獲得時期も前倒し傾向が続いている。インターンシップを起点とした早期選考が広がる中、理系人材を中心に企業の囲い込みも強まっている状況だ。こうした状況の中で、27卒学生の就職活動は2月末時点でどれだけ進んでいたのだろうか。

2027年卒学生の2月下旬時点における内々定率は55.7%となり、前月から7.2ポイント上昇した。採用広報解禁日である3月1日を前に、半数を超えて6割に迫る水準となっている。

また、前年同時期と比較すると1.4ポイント上回る数値で、全体としてはほぼ前年並みのペースで推移している。企業による採用活動の早期化が続く中、同時期としては過去最高水準を更新した。
2027年卒学生の2月下旬時点における内々定率

理系「70.3%」に対し、文系は「48.5%」と文理差が拡大


文理別に見ると、理系学生の内々定率は70.3%となり、前月から9.9ポイント上昇した。前年同時期と比較しても12.2ポイント高く、早くも7割に達している。

一方、文系学生の内々定率は48.5%で、前月から5.8ポイント増加したものの、前年同時期を4ポイント下回った。

文理差は前月の17.7ポイントから21.8ポイントに拡大しており、インターンシップなどを起点とした早期選考の影響を受け、理系学生の内々定獲得が早期に進んでいる状況がうかがえる。
2027年卒学生の2月下旬時点における内々定率(文理別)

就職活動率は79%に低下。就活終了は14%に

「就職活動をしている」と回答した学生の割合は79%で、前月から7.2ポイント低下した。採用広報解禁前の段階で8割を下回る結果となり、今年度で初めて前月比マイナスとなっている。

一方、「内々定を獲得し就職活動を終了した」と回答した学生は14%で、前月から4.1ポイント増加した。

文理別に見ると、文系学生の就職活動率は84.3%と比較的高い水準を維持しているが、理系学生は68.3%まで低下している。理系では内々定の早期獲得が進んだことで、活動を終える学生が増えていると考えられる。
就職活動率
本調査から、27卒採用では広報解禁前の段階で内々定率が5割を超えるなど、採用活動の早期化が続いている実態が改めて示された。一方で、理系学生の内々定率が7割を超えるなど文理差は拡大しており、技術系人材の獲得競争が引き続き激しい状況もうかがえる。企業としては、理系人材の確保を進めることに加え、今後本格化する文系学生へのアプローチ強化が課題となりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001500.000013485.html


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