近年、新卒入社者に対しても即戦力としての期待感が高まっている。戦力化のためには、採用選考時点でのポテンシャルや スキルの見極めによる選別も大切だが、企業による教育・研修の内容や方法次第でより大きな差がついてくるもの。
HRプロ株式会社では、新入社員教育の実施状況と、今春の新入社員に向けての取り組みについてアンケート調査を実施した。その結果について報告する。

「新入社員教育」として実施されていることでは、「OJT」が約8割でトップ。意外だったのは、「導入研修」を実施していない企業が12%もあったことである。「導入研修」の期間では、「2ヶ月」との回答が2割でトップ、次いで「1ヶ月」「3~4ヶ月」「2週間」がほぼ同数という結果に。「導入研修」のテーマでは、ほぼすべての企業が「ビジネスマナー」を実施、次いで「業務知識(IT含む)」「企業歴史・理念」を実施する企業が4分の3という結果に。
今春の新入社員に向けて強化することでは、「コミュニケーション力の強化」「コンプライアンス」「ビジネスマナー」「メンタルヘルス」との回答が目立った。

新入社員教育として実施されているもの(予定含む)をお答えください。

「新入社員教育に関するアンケート調査」結果報告

「新入社員教育」として実施されていることでは、「OJT」が約8割でトップ。100%にならなかったのは、職場での指導をあえて「新入社員教育」とは捉えず、日常業務と考えてのことなのであろう。
それよりも意外だったのは、「導入研修」を実施していない企業が12%もあったことである。ただし、この12%の企業は決して教育を放棄しているわけでもなさそうなのである。うち、6割の企業は内定者教育を実施しているし、4割以上の企業はフォロー研修を実施しているからである。入社後、すぐに職場に配属しての「OJT」が中心になっているようである。

「新入社員教育に関するアンケート調査」結果報告

配属までの研修期間はどのくらいになりますか。

「新入社員教育に関するアンケート調査」結果報告

「新入社員導入研修」の期間として最も多かったのは「2ヶ月」、次いで「1ヶ月」「3~4ヶ月」、僅差で「2週間」という結果に。「1週間以内」で職場配属になる企業が2割、一方「1年超」との回答はゼロであった。
「合宿型」導入研修を実施している企業が全体の3割あるが、研修期間という点で比較した場合には、「通い型」導入研修を実施している企業との間に差はあまり見られなかった。

入社時導入研修として実施されている内容をお選びください。

「新入社員教育に関するアンケート調査」結果報告

「導入研修」で実施している内容では、ほぼすべての企業が「ビジネスマナー」を実施している。「業務知識(IT含む)」「企業歴史・理念」がほぼ同数で続いた後、「情報管理・個人情報保護」「コンプライアンス」といったリスク教育に重点が置かれている。これらの傾向は昨年調査と大差がないが、ひとつ特長といえるのが、「メンタルヘルス・健康管理」の実施率である。昨年調査(32%)からは6ポイント増えている。メンタルヘルス意識の高まりもあるだろうが、近年増加傾向にある「新型うつ」への予防策としての面もあると思われる。

今春の新入社員に向けての教育で、意識して強化する予定のことがあればお書きください。

「新入社員教育に関するアンケート調査」結果報告

【調査概要】

調査主体:HRプロ株式会社
調査対象:「HRプロ」会員の人事担当者
調査方法:WEBアンケート調査
調査期間:2011年1月14日~2011年1月27日
回答社数:215社

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