一般財団法人 労務行政研究所は、2018年9月、東証1部上場企業213社を対象に「今年の賃上げと同時期に交渉・決定した年末賞与・一時金の妥結水準」を調査・集計した。(調査期間 :2018年3月14日~9月13日、数字はすべて2018年9月13日現在)
東証1部上場企業の2018年年末賞与・一時金の妥結水準調査 全産業213社ベースで75万3,389円、対前年同期比3.9%増

■2018年年末賞与・一時金の妥結水準集計(東証1部上場企業213社)

【全産業】(社数:213社)
・金額…753,389円
・対前年同期比…3.9 %

【製造業】(社数:167社)
・金額…783,152円
・対前年同期比…4.2%

【非製造業】(社数:46社)
・金額…645,337円
・対前年同期比…2.7%

全産業213社の平均で75万3389円、昨年 末の妥結実績(72万4992円)と比較すると、金額で2万8397円増、対前年同期比では3.9%増とプラスに転じた。産業別に見ると、製造業は同4.2%増、非製造業は同2.7%増と、ともにプラスであった。


■2018年年末賞与・一時金の支給月数集計および2017年実績との比較

【全産業】(社数:203社)
・平均月数…2.44ヵ月
・前年同期との平均月数の差…0.08ヵ月
・最低月数…1.00ヵ月
・最高月数…3.62ヵ月

【製造業】(社数:162社)
・平均月数…2.54ヵ月
・前年同期との平均月数の差…0.09ヵ月
・最低月数…1.22ヵ月
・最高月数…3.62ヵ月

【非製造業】(社数:41社)
・平均月数…2.03ヵ月
・前年同期との平均月数の差…0.04ヵ月
・最低月数…1.00ヵ月
・最高月数…3.10ヵ月

平均支給月数は、203社の平均で2.44ヵ月となり、前年同期(2.36ヵ月)を0.08ヵ月上回った。最低月数は前年同期と同じ1.00ヵ月だが、最高月数は3.62ヵ月で、前年同期(3.38ヵ月)を0.24ヵ月上回っている 。

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