株式会社学情は2026年2月3日、2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生(以下、27卒生)を対象に実施した「内々定の獲得状況」に関するアンケートの結果を発表した。調査期間は2026年1月23日~31日で、27卒生311人から回答を得ている。調査結果から、27卒採用・就活における1月時点での内々定率や文理別の状況、就職活動率などが明らかになった。

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【27卒採用】1月末の内々定率は「48.5%」、5割目前も前年並みにとどまる。文理間で拡大する差…就活は今がピークか

1月末の内々定率は48.5%。前倒し進むも水準は前年並み

2027年卒学生の就職活動は、年明け以降の企業動向や選考前倒しの影響を受け、内々定の獲得が本格化している。企業による学生の囲い込みも強まる中、27年卒学生の就活の実態はどのようになっているのだろうか。

2027年卒学生の1月末時点における内々定率は48.5%となり、前月から11.1ポイント上昇した。5割に迫る水準で、同時期としては過去最高値を更新している。一方で、前年同時期との差は0.3ポイントにとどまり、全体としては前年並みと言える結果だ。

11月末時点では前年を12ポイント以上上回っていたことを踏まえると、年内にかけて企業の内々定出しが一気に前倒しされた反動で、年明け以降は伸びが落ち着いた状況となっている。内々定数の平均は増加しているものの、内々定率自体が大きく伸びていない点から、内々定が一部の学生に集中している様子もうかがえる。
1月末時点における内々定率

理系は60.4%で6割超、文系は42.7%と文理差が拡大

文理別に見ると、内々定率の差は一段と広がっている。理系学生の内々定率は60.4%と、前月比14.1ポイントの大幅増で、早くも6割台に達した。一方、文系学生は42.7%で、前月からは伸びたものの、前年同時期を2.5ポイント下回っている。専門性や採用難易度の高い理系人材を早期確保したい企業の姿勢が、引き続き強く表れている結果だ。
1月末時点における内々定率(文理別)

就職活動率は86.2%に上昇。年明けで一気にピーク水準へ

「就職活動をしている」と回答した学生の割合は86.2%となり、前月比で2.3ポイント上昇した。前年同時期と比べても3.3ポイント高く、年明け以降に就活を開始した学生が一定数加わったことがうかがえる。

一方、「まだ就職活動をしていない」とする学生は3.8%まで減少し、ほぼ全体が動き出した状態となった。また、「内々定を獲得し、就職活動を終了した」学生は9.9%にとどまっており、多くの学生が活動を継続しているようだ。活動率が9割近くに達している現在は、27年卒就活の一つのピーク局面と捉えられそうだ。
就職活動率
本調査から、27卒学生の就職活動は内々定率が5割目前に達する一方で、前年並みの水準に落ち着き、個人間・文理間での差が拡大している実態が明らかになった。特に理系学生への内々定集中や活動率の急上昇から、企業・学生の双方にとって重要な局面となっていることがうかがえる。企業としては、早期選考の成果を見極めつつ、今後本格化する文系学生層への接点づくりが課題となりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001491.000013485.html

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