株式会社ニュートラルワークスは2023年5月24日、「企業の採用サイトに関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2023年3月8日~10日で、過去3年以内に就職活動を行ったことがある若手社員、または現役就職活動生の233名より回答を得た。これにより、就活中における求職者の採用サイトの利用率や、採用サイトに求める内容などが明らかとなった。
企業の“採用サイトの質”が新卒就活生の志望度に影響か。「仕事内容」や「福利厚生」などの具体的情報を求める声高く

求職者の多くが「採用サイト」を利用。一方で、公式SNSは1割程度にとどまる

採用活動の一環として自社の採用サイトを運営する企業も多い中、求職者は企業の採用サイトをどの程度参考にしているのだろうか。ニュートラルワークスははじめに、「就職活動中に利用したサイトやメディア」を尋ねた。すると、「就職情報サイト」が84.8%と最も多く、以下、「企業のホームページ(採用サイト等)」が70.4%、「会社の口コミサイト」が39.5%と続いた。

また、「Twitter」(11.7%)や「Instagram」(9%)、「YouTube」(6.7%)といったSNSはそれぞれ10%前後にとどまった。近年、企業の採用活動において公式SNS運用の活用が積極化している一方で、実際に就活の情報ソースとしてSNSを利用している求職者は1割程度であることがわかった。
就職活動中に利用したサイトやメディアは何か

企業の採用サイトで知りたい情報は「仕事内容」が最多に

次に同社は、「応募検討時に企業の採用サイトで知りたい情報」を尋ねた。その結果、「仕事内容」(85.7%)が最も多く、以降、「福利厚生制度」(70%)、「昇給や給料等の待遇」(69.1%)と続いた。上位の項目から、仕事内容や職場環境など「自身が働くイメージ」を求めている傾向がうかがえる。
応募検討時に企業の採用サイトで知りたい情報は何か

「具体的な仕事内容」や「給与・福利厚生」の不透明さが志望度の低下にも影響

続いて同社は、「企業の採用サイトで残念に感じるポイント」を尋ねた。すると、「具体的な仕事内容が分からない」(55.2%)、「給与や福利厚生が不透明」(52.9%)、「社内や社員の雰囲気が分かりづらい」(48.4%)の3つが突出した。

同社によると、「企業の採用サイトの質によって志望度が下がった経験がある」とした人は約2割だったという。さらに理由を尋ねると、「抽象的な内容が多く、具体的な仕事内容がよく分からなかった」や「情報が古く、画像が少ないのでイメージしづらかった」などの声が寄せられたとのことだ。
企業の採用サイトで残念に感じるポイント

約7割が入社後に「仕事内容や仕事量にギャップを感じた」と回答

最後に同社は、すでに企業に入社している若手社員を対象に、「入社前と入社後でギャップがあったか」を尋ねた。その結果、「あった」との回答は約半数だったという。

そこで、「入社後にギャップを感じた」とした人に、「どのようなギャップがあったか」を尋ねると、「仕事内容や仕事量」が69.1%と最も多かった。以降、「社風や社内の雰囲気」が38.3%、「給与や待遇」が29.8%と続いた。
入社後にどのようなギャップがあったか
本調査結果から、就職活動中に採用サイト等の企業ホームページを利用する人は7割にのぼることがわかった。採用サイトに、「仕事内容」や「福利厚生制度」などの“実際に働くイメージがわかる情報”を求める求職者が多いものの、実際には「具体的な仕事内容が分からない」、「入社後にギャップを感じた」とする人が多いことも明らかとなった。このことから採用サイトを運用する企業では、より具体的な内容の記載や実際の写真を使用するなどして、信頼性および透明性の高いコンテンツの作成が必要といえるだろう。

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