株式会社ゼロアクセルは2026年6月12日、直近1年以内に転職した人を対象に実施した「AI時代の転職活動に関するアンケート調査」の結果を公表した。調査期間は2026年05月27日~6月9日で、175人から回答を得ている。調査結果から、転職活動におけるAIの活用状況に加え、選考でのAIスキルの評価や、企業のAI活用状況が転職先選びに与える影響などが明らかとなった。

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中途採用も“AI前提”の時代へ。転職者の6割超がAI活用、企業のAI環境も選択基準に

転職者の6割超がAIを活用。面接対策や企業研究で利用が広がる

生成AIの急速な普及に伴い、業務効率化だけでなく採用・転職市場にも変化の波が広がっている。求職者は応募書類の作成や情報収集、面接対策などにAIを取り入れる一方、企業側もAIリテラシーや活用経験を重視する場面が増えつつある。また、企業のAI活用への取り組み自体が、求職者にとって企業選びの判断材料となる可能性も高まっている。では、実際に転職活動の現場ではAIはどのように活用され、企業選びや選考にどのような影響を与えているのだろうか。

調査によると、転職活動でAIを「よく使った」と回答した人は34.29%、「少し使った」は26.86%で、合わせて61.15%と6割を超える転職者がAIを活用していた。
転職活動でAIツールを使ったか

AI活用者である107人にAIを利用した場面を尋ねると、「面接の受け答え練習」が58.88%で最も多く、「企業リサーチ」(50.47%)、「履歴書・職務経歴書の作成」(48.6%)が続いた。応募書類の作成や企業研究、面接対策など、選考準備の幅広い工程でAIが活用されている実態がうかがえる。
AIを利用した場面

約6割が「AIスキルも評価されている」と実感。募集要項にない評価軸の可能性も

職種上関係ないと回答した人を除く143人を対象に、転職選考でAIスキルやAI活用経験が求められていたと感じたかを尋ねたところ、「明らかに求められていた」が24.48%、「なんとなく求められていた」が38.46%となり、合わせて62.94%に上った。

調査では、募集要項などにAIスキルの記載がなくても、選考過程ではAI活用能力が評価の対象になっているケースがある可能性を指摘している。
転職選考でAIスキルやAI活用経験が求められていたと感じたか

企業のAI活用状況も転職先選びの判断材料。求職者と企業双方でAI対応が重要に

企業のAI活用状況を転職先選びで意識したかについては、職種上気にする必要がなかった人を除く146人のうち、「積極的に気にした」が22.6%、「少し気にした」が28.77%となり、合わせて51.37%と約半数が企業のAI活用度を判断材料にしていることが分かった。

調査では、企業側が選考でAIスキルを重視する動きと、求職者が企業のAI活用環境を評価する動きが同時に進んでおり、AIへの対応状況が企業・求職者双方にとって新たな評価軸になりつつあると分析している。
企業のAI活用状況を転職先選びで意識したか
生成AIの活用は、転職活動の効率化にとどまらず、採用・転職市場における評価基準そのものにも影響を及ぼし始めていることが今回の調査からうかがえる。求職者はAIを活用して応募準備や情報収集を進める一方、企業側もAIリテラシーを重視する傾向が見られ、双方でAIを前提とした採用活動が広がりつつある。人事担当者にとっては、AIスキルをどのように評価するかだけでなく、自社のAI活用環境やデジタル化への取り組みを採用ブランディングの一環として発信していくことも重要性を増していきそうだ。今後は、AIを活用すること自体ではなく、「AIを活用してどのような成果を生み出せるか」を見極める採用・選考のあり方が求められるだろう。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000117030.html

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