私は仕事柄、様々な研修を見る機会があります。

研修の中で目標を設定したり、行動計画を立てる
セッションがあります。

いわゆる、アクションプランの設定です。

このアクションプランの立て方が「雑」なのです。
研修の前半戦でざんざん”あるべき姿”などをワーク
しておきながら、最後の30分でいきなり

「では、明日から実践する行動を書きましょう!」

ときたりします。

えっ。急に。

と思いますが、ファシリテーターは続けます。


「さあ、書き終わったら、みんなの前で宣言しましょう。」


と言い出します。


ここまで来ると滑稽なのですが、ここまでひどくなくても
雑なアクションプランセッションが多いのが現実です。


なぜそうなるのか。原因は簡単。


その行動の実践に責任を持つ必要がないからです。
よってやりっぱなしになっても知らんぷりです。

これは、研修を企画する人材育成担当者だけでなく
研修を提供するベンダーも同様です。

よってアクションプランの設定させるセッションが改善されてこないのです。


私がデータを分析した結果、目標設定が雑になる要素は
3つあることを発見しました。それは

 1)対策案から考えしてまい、問題の抽出をしきれていない

 2)問題の裏返しが課題としてしまう傾向がある。

 3)達成基準があいまいな成果設定がある


これでは、正しい目標設定になるはずがありません。
正しくない目標からは、継続される行動とはなりません。
結果、目標にたどり着く前に行動を止めてしまうのです。


結果、やりっぱなしの研修になります。


行動計画が雑になる要素も3つあります。それは

 1)目標から落とし込まれていない。つながりがない
 
 2)やり続けれるようになっていない。やることの羅列

 3)その行動が正しいか常に検証する仕組みがない。


これでは最初に一瞬だけ行動しても、続けることができる
はずがありません。
本人も何のためにやっているのかわからなくなってきます。
結果、計画された行動を忘れて行きます。

では正しい目標、正しい行動とは何なのか。別の機会に書きたいと思います。


さあ!
『人材育成担当者よ。継続する行動を計画させよう!』
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