食品会社大手の株式会社明治は2020年1月、退職者の再就職を目的とした再雇用制度の導入を発表した。名称は「リ・メイジ制度」。ダイバーシティ推進に向けた取り組みの一環として、スキルや経験を持つ有能な人材を再雇用することで社内の新たなイノベーション創出を目指すとしている。
明治が退職後の再雇用を可能にする新制度「リ・メイジ制度」導入を発表

退職者の積極的な再雇用制度により、知識と経験を持つ多様な人材を確保

近年、退職者を「自社の即戦力」ととらえ、積極的に再雇用する動きが社会的にも広がりを見せている。そのような中、明治は退職者の再就職を可能とした「リ・メイジ制度」を2020年4月1日付の採用より開始する。新制度の名称にもなった「リ・メイジ」とは、「再び」や「繰り返し」という意味合いの「Re」と社名を合わせた造語だ。同社では、本制度導入により「退職者を再雇用することで社内に新たな風を吹き込み、企業全体の成長促進を図る」としている。

本制度による再就職の条件には、「3年以上、同社の正社員として勤務した後に退職した者」と定められている。再就職希望者は、同社ホームページ内の専用サイトからエントリー後、採用選考に進む流れだ。なお、同社では以前から本制度に似た規定を設けていたが、今回の新制度で該当する人材条件をさらに緩和し、より多様な人材の確保を目指すという。

積極的な再雇用の推進のため、激しく変化する社会ニーズと広がりを見せるダイバーシティに柔軟な対応をとることは、企業の活性化をはかることにもつながる。新システム導入といった外部から新潮流を取り入れる取り組みも大切だが、時代の変化に対応した社内制度の見直しも、今後の企業の課題となりそうだ。

この記事にリアクションをお願いします!