第11回 HRテクノロジー大賞『アナリティクス部門優秀賞』
オリックス生命保険株式会社
「人と人」「人と組織」の組み合わせに着目した 人材配置 AI 予測モデル開発
既存社員の力を最大限に引き出すため、「人と人」「人と組織」の組み合わせに着目した人材配置予測モデルを構築。産学連携の共同研究のもと、約6,000項目の人事データを機械学習で分析し、相性がパフォーマンスに与える影響を定量化。異動検討の場に客観的な根拠をもたらすことで、従来は経験や勘に依存していた検討プロセスを大幅に効率化し、限られた人的資本から成果を最大化させる優れた取り組みであると高く評価されました。プロフィール

石田 雅彦 氏
オリックス生命保険株式会社
執行役員 人事・総務本部管掌
1986年東京大学法学部卒、日本長期信用銀行入行。法人・個人営業を経験した後、内外の金融機関で人事業務全般に従事(通算29年)。AIGエジソン生命、メットライフ生命で執行役員。そのほか、証券会社の監査部長、生命保険会社の経営企画やコンプライアンス担当役員も経験。著書に『企業価値を高める組織・人材マネジメントの思考と実践』(金融財政事情研究会)がある。

オリックス生命が挑んだ「人材配置AI予測モデル」とは何か
――まずは、今回受賞された「人材配置AI予測モデル」の概要を教えてください。当社では生命保険商品の約8割を代理店経由で販売しており、代理店に対する営業は戦略上、極めて重要なチャネルです。採用競争が激しさを増している環境下で、今いる社員の力をさらに生かしたいと考えたことが出発点でした。
着目したのは、「人と人」「人と組織」の相性です。蓄積した人事データを機械学習で分析し、成果につながる組み合わせを導き出しました。人と人であれば、「商品知識に優れた担当者」と「業績志向の強い管理職」。人と組織であれば、「目標達成意欲の高い担当者」と「進むべき方向性が明確になっている組織風土の支社」という具合です。こうした組み合わせをもとに、誰をどこに配属すれば、どの程度の業績効果が見込めるのかを試算できます。

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この後、下記のトピックで、インタビューが続きます。
●オリックス生命が挑んだ「人材配置AI予測モデル」とは何か
●出発点は「人や組織との相性を配置に生かせないか」という問題意識から
●実現できたのは、これまでのデータ活用の取り組みがあったからこそ
●AI予測モデルによって、「人事部と現場の対話」に変化が
●特定の社員ではなく、「全社員の活躍」を考える配置が可能に
●AIの予測をもとに「人が補う領域」はどこか
●AIやデータの活用自体を目的にしてはいけない
