HRプロとは連載「人事大解剖～他社の人事のリアルを知る～」は、リレーインタビュー形式で、業務において大事にしている考えや日常の悩み、気になっているHRのキーワードなどを紐解きながら、人事のリアルに迫っていく。正解がないと言われる時代だからこそ、多くの人事の視点や考えを通じて、業務や課題解決のヒントをお届けする。人事リレーの輪12人目は株式会社JTBで人事業務全般を統括する、常務執行役員 人事担当（CHRO）大八木 勢一氏が登場。同社は「地球を舞台に、人々の交流を創造し、平和で心豊かな社会の実現に貢献する」をミッションとして掲げ、事業持株会社として旅行業を中心とするグループの事業を支えている。本記事では、大八木氏が語るJTBの人事施策や長期ビジョンを実現するうえでの人事としての苦悩のほか、ツーリズム産業全体を考えたチャレンジやオススメの書籍などをお届けする。
※下部の「目次」より気になる項目がありましたら、ぜひそちらからも参照のうえご覧ください。
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Q1：これまでのキャリアは？
【人事リレーの輪12人目】
株式会社JTB 常務執行役員 人事担当（CHRO）
大八木 勢一氏
私はずっとJTBグループの中でキャリアを歩んでいまして、株式会社JTBに入社したのは1992年です。九州出身ということもあって、最初の赴任地は北九州でした。その後、東京と九州を行き来しながら、法人営業、営業企画、人事、支店長等を経験しました。2021年から特例子会社の株式会社JTBデータサービスで社長を経験し、2024年4月からJTBのCHROに就き、今に至るというのが、私のこれまでのキャリアです。
Q2：今の人事としての役割・ミッションは？
私の役割としては、人事の制度や企画、採用、異動、評価、配置といった人事業務全般のマネジメントです。JTBグループの人材をダイナミックに変革して、世界を舞台に私たちのバリューである「ONE JTB Values」を実現する人材集団をつくっていくのがミッションになります。Q3：今抱えている主な人事課題は？
2035年の長期ビジョンに向けた人材戦略の策定を進めています。事業戦略に寄り添った人材戦略をつくること、これがまさに人事課題であり、これから力を入れていかないといけません。
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