目的を創り、人を巻き込む“エッジソン”が企業変革のカギ
エッジソンとは、「エッジ(鋭さ)」と「パーソン(人)」を組み合わせた造語で、目的を自ら創り、提示できる“尖った人材”を指す。著者・樫原洋平氏が前著『エッジソン・マネジメント』(2020年刊/PHP研究所)で提唱し、今や人材育成の新潮流として注目を集めている。2025年6月刊行の本書『エッジソン・マネジメント2.0』は、このエッジソンを社会全体でどのように育て、活かすかを、最新の産官学連携による実践事例とともに体系的に解説している。

コロナ禍を経て、VUCA(変化が激しく先行き不透明な)時代が加速する中、AIやDXによる効率化だけでは組織の持続的成長は実現できない。今、本当に求められているのは「目的を創れる人材」だ。目的のない組織はやがて衰退し、個人も組織も存在意義を見失う。だからこそ、明確な目的を掲げ、人を巻き込み、共に前進できるリーダーシップが不可欠であり、その必要性は今後ますます高まる。書籍では、そのための従来の枠を超えた育成・活用事例を多数紹介する。また、大阪・関西万博「次世代共創造リーダー育成プロジェクト」にも連動し、産官学連携による人材開発の最前線を伝えている。
採用難・人材不足が深刻化する今は、人材を「青田買い」する時代から、社会全体で「青田づくり」する時代である。人材育成・次世代リーダー開発・産官学連携に関心のある企業担当者に、ぜひ手に取ってほしい一冊である。

【書籍基本情報】
書籍名:エッジソン・マネジメント2.0~次代を担う若者を産官学連携で育み、活かす方法
出版社:PHP研究所
発売日:2025年6月2日
『エッジソン・マネジメント2.0~次代を担う若者を産官学連携で育み、活かす方法』樫原 洋平(著)(PHP研究所)

▼内容紹介

“尖った若者”を社会で育てるために——産官学連携の最前線


採用難の時代、「日本を、世界で最も若者が育つ社会にする」ことを目指し、リンクアンドモチベーションでリクルーター研修トップの実績を持つ筆者が、採用・育成の最先端ノウハウを公開。企業・行政・学校の連携による“人財”創出の具体策を、豊富な事例と共に紹介している。大阪・関西万博「次世代共創造リーダー育成プロジェクト」の中核コンセプトとしても注目される内容だ。(出版社ホームページより/HRプロ編)

▼目次

序章 なぜ今、「エッジソン」が求められるのか
第1章 「エッジソン創り」7つのポイント
第2章 次世代共創リーダー育成プロジェクト「コラギア」
第3章 地域版エッジソン・マネジメントが地方を変える
第4章 より多くの大学生に向けて「しごとーく」
第5章 高校・大学・企業をつなぐ「ダイヤモンドテン」
終章 多様性あふれる「使命共同体」へ

▼著者プロフィール

【樫原 洋平(かしはらようへい)】
株式会社リンクアンドモチベーション エグゼクティブディレクター
一般社団法人エッジソン・マネジメント協会 代表理事
1980年香川県生まれ。一橋大学経済学部卒。2003年に新卒でリンクアンドモチベーション入社。入社以来、メガバンク、総合商社、グローバルメーカー、インフラ、ITなど多様な業界の「リーディングカンパニー」の採用コンサルティングに従事し、10年で100社以上の企業を支援。また、大学教育事業の立ち上げにも携わり、産官学連携での教育プログラムを開発・実行。現在は大阪大学、大阪公立大学などで非常勤講師も務め、産官学連携でキャリア教育プログラムを提供。2014年から2017年末まで執行役員兼西日本の組織人事コンサルティング事業の責任者を務め、採用だけでなく若手の育成・活用を含めてトータルでソリューションを提供。2018年から現職。専門は若手の採用・活用・育成。
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