新型コロナウイルスの感染が拡大する中、2020年の新卒採用シーンは、これまでと大きく異なるものとなっています。企業は非接触での採用活動を余儀なくされ、広報、会社説明会、面接、内定者フォローまで、すべてのステップでオンラインによる手法が浸透してきています。今後の採用活動においても完全にコロナ以前の状態に戻ることはなく、「Withコロナ」を意識した手法が求められることになるでしょう。しかし、表面的なコロナ対応の手法論に陥ってしまうと“採用の本質”を見失いかねません。Withコロナでも変わらない、採用広報とコミュニケーションのあり方とは何か。DeNAとニトリ、両社の採用責任者から21年度新卒採用活動の事例などをご紹介いただきながらお話を伺いました。

講師

  • 永島

    永島 寛之 氏

    株式会社ニトリホールディングス 組織開発室 室長/人材教育部 部長

    1998年東レ入社。法人・海外営業に従事後、2007年にマーケティングマネジャーとしてソニーへ。ソニーではマイアミ駐在時に10カ国を超える出身国が異なった部下を統括し、ダイバーシティやグローバル組織の運営に興味を抱く。2013年に米国で初出店を果たしたニトリへ入社。入社後は国内店舗の店長を経て、2015年より採用責任者、2019年3月より人事責任者へ。「個の成長が企業の成長。そして、社会を変えていく力になる」という考えのもと、全従業員へのグロービス学び放題永年契約、ITパスポート取得義務化、タレントマネジメントシステム(Workday)の導入を矢継ぎ早に決め、テクノロジーを駆使した「多数精鋭教育」の実現に向けて陣頭指揮を執る。「越境好奇心」の育成が人事と教育のテーマ。@NAGALOG18



  • 風早

    風早 亮 氏

    株式会社ディー・エヌ・エー ヒューマンリソース本部 副本部長/人材開発部部長

    2008年にDeNAに入社。ゲーム・エンターテインメント事業の渉外やマネジメントを担当したのち、ヒューマンリソース本部に異動。同年、DeNAの次世代経営メンバーを育成するネクストボードに選出される。現在は、副本部長として全社の採用及び人材育成の統括からブランディング、総務まで人事領域全般を率いる。20年4月より現職。



  • 寺澤

    寺澤 康介

    ProFuture株式会社 代表取締役社長/HR総研 所長

    1986年慶應義塾大学文学部卒業。同年文化放送ブレーン入社。2001年文化放送キャリアパートナーズを共同設立。常務取締役等を経て、07年採用プロドットコム株式会社(10年にHRプロ株式会社、2015年4月ProFuture株式会社に社名変更)設立、代表取締役社長に就任。8万人以上の会員を持つ日本最大級の人事ポータルサイト「HRプロ」、約1万5千人が参加する日本最大級の人事フォーラム「HRサミット」を運営する。

DeNAとニトリの採用責任者に聞く 「Withコロナでも変わらない、採用広報とコミュニケーションのあり方とは何か」

新型コロナウイルスが蔓延する中で進む採用活動のオンライン化

DeNAとニトリの採用責任者に聞く 「Withコロナでも変わらない、採用広報とコミュニケーションのあり方とは何か」
寺澤 昨年までは“リアル”な形で開催してきたこの『新卒採用フォーラム』ですが、新型コロナ感染症が収束しない状況下で、今回はオンラインでの開催となりました。

さて、コロナ禍の中では、言うまでもなくオンラインの採用手法へと切り替わってきています。特に21年卒の採用は、活動の途中から切り替えなくてはならず、大きな混乱や試行錯誤もあったかと思います。

ただ、あまり表面的な“コロナ対応”に振り回され過ぎてはいけません。本質的な採用のあり方、採用広報、コミュニケーションを踏まえて活動しなければ、足元をすくわれることもあるかと思います。そこで、採用の領域で先進的な取り組みを見せ、学生からの評価も高い2社の採用状況や方法をお聞きしていこうと思います。ご登壇いただくのは、株式会社ディー・エヌ・エー ヒューマンリソース本部 副本部長/人材開発部部長の風早亮さん、株式会社ニトリホールディングス 組織開発室 室長/人材教育部 部長の永島寛之さんです。では早速、風早さんの講演でスタートしたいと思います。

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