
ビジネスパーソンの3割以上が「五月病」経験あり
大型連休明けに体調不良やメンタルヘルス不調を感じる症状は「五月病」と呼ばれ、特に新入社員や、異動などで環境変化があった人が発症しやすいと言われている。今回、同社が20歳以上のビジネスパーソンに「時期を問わず、これまでに五月病のような症状を感じたことがあるか」と尋ねたところ、全体の30.4%が「症状を感じたことがある」と答えた。なお、同回答割合について20代・30代に限定すると、38.5%とさらに高くなった。


若手社員が求める理想的なコミュニケーション
さらに、同社が「五月病を防ぐために、社内でどのような取り組み・対策があると良いか」と尋ねると、「フレックス勤務」(44.8%)や「リモートワーク」(39.7%)といった“働き方の柔軟化”を求める声が上位に挙がった。他方で、「同期・同僚とのコミュニケーションを増やす」(34.5%)、「上司とのコミュニケーションを増やす」(29.3%)など、“社内コミュニケーションの充実”を求める声も多いことがわかる。

“効果的なコミュニケーション”生み出すために企業ができる対応は?
今回の調査では、若手社員ほど「業務外のコミュニケーション」を重視しており、新しい環境で業務タスクをこなせるようになるためには、上司や同僚・同期とのコミュニケーションが欠かせないと感じていた。つまり、会社主導でそうした機会を創出することが「五月病」対策として有効であることが示唆される。同社も今回の結果について「同じ職場・チームのメンバー同士で業務を介さないコミュニケーションの機会を作り、心理的安全性を高めることで、少しでも五月病の症状を防ぎ、日々前向きに仕事に取り組むことができる」と指摘している。業務に慣れないことで、自発的にコミュニケーションを取ることに気後れしている若手社員もいることだろう。組織活性化を目的とした交流の場を会社側が設けることで、上司や先輩との対話のハードルを下げることもできる。新しい環境への適応を促進する効果を期待して、新たな企画を検討してみるのが良さそうだ。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000036691.html