適性検査のWeb受験+AI監視により 応募者の利便性向上と、公正な採用試験を実現

多くの企業の採用試験に使われる「適性検査」。その主な受験方法には、(1)マークシートで受験する「マークシート方式」、(2)自宅のパソコン等から受験する「Web方式」、(3)テスト提供会社が用意した会場に行って受験する「テストセンター方式」の3種類がある。

ヒューマネージが実施した採用担当者アンケート調査では、2021年卒向け新卒採用において「適性検査」を実施した企業のうち、「Web方式」で実施した企業は約8割(79.9%)。「マークシート方式」で実施した企業(25.4%)、「テストセンター方式」で実施した企業(9.0%)に比べダントツに多く、コロナ禍における緊急事態宣言など、外出や3密が難しい状況下、Web適性検査が一気に広まったことがわかる。

「Web方式」の適性検査は、インターネット環境さえあれば自宅で受験することが可能なため、試験会場まで出向く必要がなく、また、海外や地方の学生も選考に参加しやすいといった利点がある。アンケート調査でも、「移動や集合の必要がなく、コロナ禍でも実施できる」(87.8%)、「紙の準備、会場や人の手配などが不要」(62.8%)、「採点結果が出るのが早い」(62.8%)といったメリットが挙げられている。他方、「Web方式」の懸念点としては、「替え玉受験やカンニングなどの不正行為」(65.9%)、「問題・テスト内容が漏洩する」(33.3%)など、公正性の担保に課題があった。

事前予約不要・いつでも受験できるWebテストのメリットはそのまま、 公正性を担保する“第5の受験方式”

このような課題に対し、昨今、欧米などでは「有人での遠隔監視を行うオンライン試験方式」が広まりつつある。これは、あらかじめ受験日時を予約し、受験の際は、試験官(人)が遠隔で受験者を監視する方式で、Webテスト同様に、自宅で受験できるため移動の手間はなく、また、替え玉受験やカンニングなどの不正行為が防止できるというメリットがある。一方で、有人監視であるがゆえ、あらかじめ指定された日時での受験が必須となることや、海外在住の受験者の時差の問題、そしてコスト高といった課題も存在した。

今回、ヒューマネージがリリースする、AI監視型Webテスト『TG-WEB eye』は、AIにより替え玉受験やカンニングといった応募者の不正を検知する画期的なWebテストである。AI試験官が応募者の不正行為を検知し、人事担当者は最終的にその内容を確認して合否を判断できる。事前予約はもちろん不要であり、海外の応募者も時差を考慮する必要がなく、「いつでも自分の都合のよい時間に自宅で受験できる」Webテストのメリットはそのまま、替え玉受験やカンニングなどの不正行為を防止することで、企業・応募者双方にとって公正な採用試験を実現する。

「AI監視方式」は、マークシート方式、Web方式、テストセンター方式、人によるオンライン監視方式に続く、第5の受験方式といえる。ヒューマネージは、AI監視型Webテスト『TG-WEB eye』を導入する企業が増えることで、“応募者の利便性向上”と“公正な採用試験”の両立につながると考えている。

なお、『TG-WEB eye』は、2021年4月1日(木)より無料トライアルの受付を開始、6月1日(火)から提供をおこなう予定。

* 「キャリタス 就職希望企業ランキング」(2020年4月、ディスコ調べ)における適性検査のシェア(ヒューマネージ調査)