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HRサミット2013講演レポート

「ラーニングマネジメントからタレントエクスパンションへ」 〜グローバル企業における人材管理の実践事例と今後の展開〜

HRプロ 事務局 セミナーレポート
2013/07/01

法政大学大学院政策創造研究科 准教授 石山 恒貴氏
東京エレクトロン 人材開発センター 主事 森下 晃治氏
サムトータル・システムズ 代表取締役社長 平野 正信氏
モデレーター:HRプロ 代表/HR総合調査研究所 所長 寺澤 康介

タレントを伸ばすには、採用、後継者計画など各施策を統合化する必要がある。

グローバルなラーニングマネジメント導入によるメリット

初めに、6年前からラーニングマネジメントをグローバルに導入し、運用している東京エレクトロンの取り組みについて、森下氏がショートプレゼンを行った。半導体製造装置を主力製品とする同社では、業界標準として行われている安全教育のグローバルでの管理や、製品知識教育などのeラーニングコンテンツをグローバルに配信する必要があったこと、また、各国のグループ会社の教育担当者から各エリアでもローカルな教育を行い、管理したいという要請があったことなどが導入の大きな背景だった。森下氏によれば、当時は同社の求める多言語対応のものがほかに見当たらなかったことが、サムトータル・システムズのラーニングマネジメントシステムを選定した決め手。導入後は、ひとつのeラーニングコンテンツでありながら日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)の5言語から選んで、全世界の人が受講できるものが確立され、グローバルな受講状況も簡単に管理できるようになっている。ほかにも、教育面のサポートに役立てるため、各国のフィールドエンジニアのスキル状況がわかるコンテンツを配信して比較するなど、さまざまな導入メリットがあるという。

 ラーニングマネジメントから一歩進めた展開として、いま、同社が検討しているのがタレントマネジメントの導入だ。課題となっているのは、人材の見える化に始まり、後継者計画、コンピテンシーマネジメント、人材検索、人事評価など。「教育部門が導入に向けて動き出したところ、人事部もやりたいと考えていたとのことだったので、ここ1年ほどかけて一緒にディスカッションしているところだ」と森下氏は話す。

「システムありきでタレントマネジメントを導入した企業では、初年度は協力してもらってデータを入れてもらっても、継続できず終わってしまうことがよくあると聞く。そうならないよう慎重に考えたい。ポイントは、当社グループとして何がやりたいのか、課題は何かを明確にすることだと思う」。

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    【講師】
    山下貴宏氏
    株式会社セールスフォース・ドットコム Sales Enablement(営業人材開発部)部長
    福岡県大川市生まれ。日本ヒューレット・パッカードにて法人営業、その後、船井総合研究所、マーサージャパンで組織・人材マネジメントコンサルティングを経験したのち、2012年2月にセールスフォース・ドットコムに入社。

  • ワークスアプリケーションズが主催する日本最大級のビジネスカンファレンス 『COMPANY Forum 2017』 講演録

    “働き方改革”の向かう先〜事例に見る働き方の根本的課題と解決の道のり〜

    政府主導の“働き方改革”が社会現象となって久しい中、企業による各社各様の“働き方改革”には、終わりが来ることはない。さらにはIoTやAI等、情報技術の発達によるビジネス変革によって、企業だけでなく個人に求められる働き方も大きな転換を余儀なくされている。そんな時流に乗って、企業文化として社員一人ひとりに浸透する“働き方改革”を成功させている企業がある。その取り組みと成功までの道のりから、各社に共通する課題や成功要因を分析し、”働き方改革“の先にある未来で、企業が、個人が、一体何を目指すべきか議論を行った。

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    藤江 太郎 氏
    味の素株式会社 常務執行役員

    遅野井 宏 氏
    株式会社岡村製作所 未来企画室 室長
    WORK MILLプロジェクトリーダー/編集長

    宮下 尚 氏
    日本ユニシス株式会社 人事部長

    松本 耕喜 氏
    株式会社ワークスアプリケーションズ ソリューションプランニング部 部長

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  • HRサミット2017/HRテクノロジーサミット2017講演録

    「ななつ星 in 九州」を生んだ人事の力〜「夢みる力が“気”をつくる」〜

    「気」とは、「万物が生ずる根元」、「生命の原動力となる勢い、活力の源」。この「気」を呼び込み、「気」を満ち溢れさせることが、成功の鍵です。日本初のクルーズトレイン「ななつ星in九州」。運行開始以来、多くの方に愛され、今でも予約の最高倍率は166倍となっています。その完成には、多くの技術者、職人、匠、JR九州の社員の並々ならぬ「気」が車両やサービスの隅々まで込められました。「気」の結晶である「ななつ星」。だからこそ人を感動させるのです。「ななつ星」プロジェクトを成功に導き、挑戦を続けるJR九州の「気」をつくる働き方について、九州旅客鉄道株式会社の唐池恒二氏にお話いただきました。


    講師

    • 唐池 恒二氏

      唐池 恒二氏

      九州旅客鉄道株式会社 代表取締役会長

      1953年4月2日大阪府生まれ。1977年京都大学法学部を卒業後、日本国有鉄道に入社。1987年国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)に入社。「ゆふいんの森」や「あそBOY」等のD&S(デザイン&ストーリー)列車の運行をはじめ、博多〜韓国・釜山間の高速船「ビートル」の就航に尽力。その後、毎年大幅な赤字を計上していた外食事業を黒字化し、子会社化したJR九州フードサービスの社長に就任。2002年には、炭焼創菜(そうさい)料理店、「赤坂うまや」の東京進出を果たす。
      2009年6月JR九州の社長に就任後、2011年に九州新幹線全線開業、国内最大級の商業駅ビル「JR博多シティ」開業と、2大プロジェクトも成し遂げた。九州を基盤に魅力あるまちづくりを目指す中で、外食事業の海外進出や農業などの新たな事業分野へも果敢に挑んできた。
      2013年10月に運行を開始したクルーズトレイン「ななつ星in九州」は、その企画から運行まで自ら陣頭指揮を執った。2014年6月、JR九州会長に就任。