既存システムを置きかえる必要がないと、導入を行いやすい

「ラーニングマネジメントからタレントエクスパンションへ」
続いて平野氏は、ラーニングマネジメントとタレントエクスパンションの分野で実績あるソフトウェアベンダーの立場から、企業がこうしたシステムを導入しようとしても、既存のシステムを置きかえる必要があればハードルが高くなってしまうという問題を指摘した。「したがって、当社ではシステムを置きかえる必要がないアプリケーションの形で開発を行い、既存のシステムと連携させながら全体を統合するソリューションをご提供している」。

 トークセッションは寺澤の問いから始まった。「森下さんから、次のステップとしてタレントマネジメントを検討中とのお話だったが、なぜ必要だと考えたか、何のために導入したいかというところをもう少し聞かせてほしい」。森下氏の答えは、「教育部門で将来の幹部候補生に教育を行っているが、現在は、我々が教育を準備してから、こういう人を選抜してくださいとグループ各社にお願いしている。しかし、本来の順番としては、まず会社として将来の幹部候補が選抜されていて、その人たちへの教育をどうするか我々が考えるべきではないかと日頃から思っていた」というもの。そのためには、どこにどういう人材がいるのか、人材情報をグローバルで把握している必要があるという発想が出てきたという。

 続いて石山氏は、森下氏のショートプレゼンへのコメントとして、「人材開発部門が人事部門をある意味引っ張り、もっと先に進みましょうよと言っている形になっていて、非常に興味深い。タレントマネジメントを統合していくひとつの流れを示しているように思う」と述べた。

システムありきではなく、自社が何をしたいかをまず明確...

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