第7回:「利益を出す会社」の社員が実践するマインドセットと3つの習慣

その働き方改革は利益が出るのか【連載】

新年おめでとうございます。「今年は昇進したい」「今年はボーナスでヨーロッパ旅行に行きたい」など、仕事やプライベートで、決意や目標を立てている人も多いことでしょう。今回は、そうした皆さんのポジティブな目標が実現するためのヒントをお伝えできればと思います。

どのような環境にも打ち勝てる人のマインドセットとは

働く人にとっての理想の会社とは、「仕事が充実していて、自分が休みたい時に休める。そして余暇を楽しみつつ、貯蓄もできるだけの給料がもらえる」ということに尽きるかもしれません。その条件を満たすには、「会社そのものに体力がある」、つまり「利益が出ている会社である」、ということが最低条件になります。

近年は、ベンチャーキャピタルや個人投資家が投資対象として企業に出資をすることも多くなりました。一方で、彼らが赤字を我慢してくれるのは数年が限度。事業を黒字化できなければそれ以上のお金を出すこともなくなり、その資金をベースに提供されていた給与や福利厚生は縮小せざるをえなくなります。だから、単に「会社に現預金がある」だけではダメなのです。会社員の人たちが継続的に安定した生活を享受するためには、勤めている会社の「黒字化」が必須なのです。

会社を黒字化するには、経営者一人が努力しても無理があります。社員一人ひとりが「スキル」「モチベーション」「体力」など、経営者の考えるレベルにどこまで「ついていけるか」がカギになります。ですから、経営者が非常識な経営方針を打ち出していたら、それについていける社員は物理的にいないので黒字化は無理でしょうし、他方、経営者が至極まっとうな経営方針を打ち出していたとしても、社員がそれについていける「力」がなければ、その場合も黒字化は無理でしょう。

転職をする際に、「社長の経営方針についていけなかった」という理由を挙げる人がいます。では反対に、「どのような経営方針でもある程度ついていけますし、結果はそれなりに出せますよ」と言える人は実際にどれくらいいるのでしょうか。実は伸びている会社、継続して利益を出している会社の社員というのは、自信を内に秘めたマインドセットを習得しているのが事実です。「こういう環境が整っていないと自分は良いパフォーマンスを発揮できません」という繊細な人ではなく、どのような環境下、状況の変化にも、「まあ、良いですよ」と自分で調整、調節ができる「余裕のある」人が多いのです。そのような人は、どんな職場環境にも左右されることなく、常に「仕事もプライベートも充実した生活を送れる」という状況になるのではないでしょうか。

著者プロフィール

流創株式会社 代表取締役 経営コンサルタント/作家 前田 康二郎

数社の民間企業で経理総務、IPO業務、中国での駐在業務などを経て独立。現在は「フリーランスの経理部長」としてコンサルタント活動を行うほか、企業の顧問、社外役員、日本語教師としての活動、ビジネス書やコラムの執筆なども行っている。著書は『AI経理 良い合理化 最悪の自動化』のほか、『スーパー経理部長が実践する50の習慣』、『職場がヤバい!不正に走る普通の人たち』、『伸びる会社の経理が大切にしたい50の習慣』『経営を強くする戦略経理(共著)』、『スピード経理で会社が儲かる』、『ムダな仕事をなくす数字をよむ技術』、『自分らしくはたらく手帳(共著)』など多数。節約アプリ『節約ウオッチ』(iOS版)も運営している。

流創株式会社
節約ウオッチ(iOS版)

関連リンク