近年、一定程度のキャリアを積み重ねてきたミドル層の転職市場が活発化しているが、ミドルたちはどれくらいの期間をかけ、どんなことを気にかけながら転職活動をしているのか。エン・ジャパンが2018年12月に発表した「転職活動期間」についてのアンケート結果が興味深い。
若いほど転職活動期間が短い傾向、30代以上のミドルに聞いた活動期間実態調査

このアンケートは、同社が運営するミドル向け求人サイト「ミドルの転職」を利用している35歳以上の転職経験のあるユーザーを対象に、2018年11月5日|29日まで、インターネット調査によって実施された。有効回答数は1,308件であった。

■『実際の転職活動にかかった期間』
若いほど転職活動期間が短い傾向、30代以上のミドルに聞いた活動期間実態調査
83%が『半年以内』と回答し、過半数を占めた。年代別に見ると、若いほど「3ヵ月程度」の比率が高まり、転職活動期間が短くなる傾向が見受けられた。
■『転職活動が長引いた場合に、有効だと思う対策は?』(複数回答)
若いほど転職活動期間が短い傾向、30代以上のミドルに聞いた活動期間実態調査
トップ3は「これまでの転職活動を分析する」、「応募書類を見直す」、「希望条件を考え直す/優先度をつける」となった。

年代が上がるにつれ、「応募書類を見直す」、「複数の企業の選考を同時に進める」の割合が増加している。また、30代に限れば、「希望条件を考え直す/優先度をつける」よりも、「転職コンサルタントのカウンセリングを受ける」のほうが高くなっていた。

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