ProFuture代表の寺澤です。
経団連の2020年新卒採用に向けた指針における、具体的スケジュールの最後の取り決めである「4.採用内定日の遵守〜正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする。」も経過し、「5.多様な採用選考機会の提供〜留学経験者に対して配慮するように努める。また、卒業時期の異なる学生や未就職卒業者等への対応を図るため、多様な採用選考機会の提供(秋季採用、通年採用等の実施)に努める。」はまだ継続されるものの、実質的には指針の役目は終わったと言ってよいでしょう。
指針が廃止される2021年新卒採用に向けて、企業・学生ともにサマーインターンシップにさらに拍車がかかるなど、早期化の傾向がはっきりと現れていますが、今回は、2020年卒採用の振り返りをこれまでと違った形で見ていきたいと思います。

就職人気企業ランキングとは必ずしも連動しない好感度ランキング

HR総研では、2020年3月卒業予定の「楽天みん就」会員を対象に行った就職活動動向調査の中で、個別企業の「インターンシップ」「採用ホームページ」「セミナー・説明会」「面接官」等について、「最も印象の良かった企業とその理由」を聞いています。1人1社しか投票できないため、企業ごとの得票数は分散する傾向にありますが、1票の価値はとても大きいといえます。今回は、それぞれの項目について好感度上位のランキングを発表するとともに、その理由の一部を紹介します。学生はどんな点を評価しているのか、2021年新卒採用に向けてのヒントにしていただければ幸いです。

項目別の好感度ランキングは、参加者数や閲覧者数が多いほど、当然のごとく得票の可能性が高くなるわけですが、中には就職人気企業ランキングの上位企業でないにもかかわらず、項目別では上位に来ている例もあります。ここではそうした企業を、特に注目して見てみたいと思います。その参考に、項目別好感度ランキングとの比較対象として、「楽天みん就」会員学生による「2020年卒 新卒就職人気企業ランキング(総合版)」を掲載しておきます[図表1]
なお、調査時期は、[図表1]の新卒就職人気企業ランキングが、2018年10月6日〜2019年3月20日と就職活動前半の長期にわたって投票されたのに対して、今回紹介する項目別の好感度ランキングは、就職活動後半戦の2019年6月12日〜23日に短期間で投票されたものとなります。

インターンシップの好感度No.1は三井住友海上火災保...